妊娠10ヶ月 (36週〜39週)   


妊娠36週目〜いよいよ臨月!サンも準備万端で出産陣痛秒読み〜

5/1(36週6日)
 
検診。 
GW前の月曜日、ということもあり、病院の待合室には座りきれないほどの患者の山。 
いつも通り朝8:30にのこのこ診察券を出したので、診察を受けるまで何と4時間近 
くも待たされて、もうクタクタになってしまった。

  前回の診察で「もうそろそろ赤ちゃん少しは下がってくれないと不安だなぁ。」という 
先生の言葉もあって、今日はドキドキだったが、どうやらそんな私の気持が伝わったのか、
ほんのちょっとだけどサンは下がってくれていたよう!! 
子宮口もだいぶ柔らかくなって、後ちょっとで骨盤に頭が入るところだそう。 
頭が入ればいよいよこれで「陣痛待ち」の仲間入り!
でも、今の時点ではお産が早まるか予定通りになるかまでは全く予測がつかないそう。 
またまたGW明けの検診が楽しみになってきた。 

この日は初めての「ノンストレステスト」(胎児の心拍をグラフに取る)をやった。
それがもうーー傑作!!   
サンは、長い待ち時間の間、待合室の赤ちゃんとおしゃべりしすぎたのか、2時間も 
興奮してずっと暴れてたのに、診察室に入って器械をつけた途端爆睡してしまった。 
もう、たたいてもゆすってもびくともしない。当然グラフは何の変化もなし。 
さすがに20分もの間ほとんど動かないので、看護婦さんが来て「ちょっと起きて 
もらっちゃいましょうか。」と言って、おもむろに取り出した変な小道具。 
手際よくサンの頭の部分を探し出すと、その道具を押し当てていきなりスイッチON。 
それは何やら「小型のマッサージャー」の様なものだったが、いきなり「ブルブル〜〜!」 
というすごい衝撃に、爆睡してたサンはもう「どっひゃー!!」とばかりに飛び起きて、
右へ左へ大暴れ!! 

看護婦さんも爆笑して「このくらい元気ならもう大丈夫」とすぐにブルブルを止めて 
くれたが、その後もサンは5分くらい激怒しながら足でガンガン蹴りまくっていた。 
診察の順番が来て、先生がその時のグラフを見て「何これ。赤ちゃんすいぶん 
寝過ぎだなぁ。あ、でも最後起きたね。」 
私、グラフの大波を指差して「あ、この時看護婦さんにブルブルされてビックリした 
ところです。で、この後ずっと怒りまくってる・・・。」と言ったら、先生
「・・・ホントだ。怒ってるね・・・。」だって。 
いかにもサンらしいマヌケなエピソードが残ってしまった。(^^;)   

サンの大きさは、臨月に入ってママの体格に併せて少し足踏みしてくれているのか、
だいぶ「標準」に近い感じになってきたよう。 
現時点で推定2300〜2400とのこと。(前回より減ってる??) 
先生も「巨大児どころか、ごくごく標準になっちゃったよ。お母さんの子宮底は35cm 
もあるから、どんなに大きいかと思えば、てんで見かけ倒しだなぁ。」だって! 
思わず「ウチの子は大きさじゃなく中身が濃いんです。」って言い返してやった。 
(もうすでに「親ばか」かもしれない。(^^;) ) 
でもまぁ「巨大児」の心配がなくなったのは一安心。
せいぜい3000そこそこで生まれてもらえるとありがたい。

妊娠37週目〜前駆陣痛?!〜   

5/8(37週6日)

 
いよいよ予定日まであと2週間となる。 
もう気持ちはすっかり「陣痛待ち隊」で、わくわくの絶頂!! 
1ヶ月も前から準備している「入院バッグ」の中身をまた出したり入れたり、 
友達への「出産報告メール」の下書きを始めたり、と毎日一人で盛り上がりまくる。 
ここ数日、「これはお産の兆候?」と思うようなものも色々出てきた。 
今まで上から見えていた自分のオヘソがもうすっかり下を向いて見えなくなった事や 
歩いていると足の付け根(ビキニライン)に棒きれが入っている様にグイグイ痛むこと 
あと、トイレがすごく近くなり、一晩で5回位行くようになったり・・・。 

そしてこの日の晩、初めて夜中に生理痛の様な、妙ーな腰&下腹部の張りで目が覚める。
以来、昨日から一日に7〜8回、ほんの30秒位の長さで鈍痛(生理痛に近い張り)が
不規則に来るようになる。 
これがいわゆる「前駆陣痛」というものか。 
あれだけボコボコやかましかったサンも何だか妙におとなしくなって、時々お尻を 
ふるっとさせたり恥骨に向かってぐーっと伸びたりする程度になってしまった。 
何だかちょっと寂しい・・・。 
こうしてお腹の上からこの子を撫でてあげられるのもあと数日なのかも。 
そう思うとますます愛しくって、更にスキンシップに熱が入ってしまう。 
 

妊娠38週目〜ママお待たせ!もうすぐ会えるじょー!〜 

5/11(木)(38週2日) 

検診。 
先生に「順調にいい下がり方をしている」と言われる。 
心配していた子宮口も少しずつ開き始めている様子。 
早ければもしかしたら今週末、トントンといって来週中くらいにはお産になるかも、 
とのこと。 
でもこればかりはベビーのゴキゲンによるので、さすがの名医でも断言は出来ない 
そうだが。 
何となくお腹の張りを感じ始めて3日目。きっとこれは「前駆陣痛」だと思ったら 
やはりそのとおりだったよう。 
でも、前駆陣痛が始まってすぐ生まれる人も居れば、それが1週間続く人もいるので 
あまりお産の進行の目安にはならないらしい。 

サンの大きさは何と3300g!! 先週から1キロも増えてる?!とギョッとしたら、
何と先週のデータが「大間違い」だったと聞かされ、頭がクラクラしてきた。
(別の患者さんの赤ちゃんのデータがエコー画面に残ったままだったらしい。) 
あのまま家に帰ってこないで、あの内診台の上で産ませてもらいたい気分だった。

この日は検診の後、元気にマタニティビクスへ出かける。 
でも、もうこれが最後のレッスンになるような気がして、先生やみんなときゃーきゃー 
いいながら記念撮影をする。 
 
5/13(38週4日〜出産前日〜)
 
夜中にうなるようなお腹の張りで何度か目が覚めた気がする。 
早朝AM5:40、トイレでおしるしを発見。 
それから一日中何となく腰のあたりがじんわり、めりめりする。 
「陣痛」らしい痛みではないが、だんだん頻度が多くなって来た気がする。 

PM4:00うとうと昼寝をしてたら「ううっ」となるようなお腹の痛みで目が覚める。
体中から汗が流れている。 
トイレに入ったら片手に軽く一杯分の茶色い粘液がドロッと降りてきた。 
おしるしだろうか?本で読むのとちょっと違う感じ。 
念の為病院にTELで確認。 
先生が不在で詳しく分からないので、念の為受診するように言われ、PM5:00車で 
病院へ。 

婦長さんに連れられていつもの外来窓口へ行って待っていたら、先生が後から 
来て下さり内診。 
「とりあえず破水はしてないみたいだね。よくない出血でもないらしい。やはり 
『おしるし』の一種じゃないかな。たまたま人より粘液が多かっただけでしょう。」 
とのことでひとまず安心。 
「ただし、もし周期的に陣痛が来てるといけないので、念の為この後「周産期室」で、 
赤ちゃんに器械をつけてもらってね。」と指示される。 

先月の母親学級で見学したばかりの「周産期室」に入り、分娩台の上に寝てお腹に 
器械をつける。 
「ノンストレステスト」赤ちゃんの心拍と母体の周期的なお腹の張りを見る器械。 
つけたとたん看護婦さんに「元気な赤ちゃんですね。」とまた言われる。 
「お産が近づくと胎動が弱くなる、と一般的には聞きますが、この子ちっとも弱く 
ならないんですよ。」と言うと、看護婦さん「最近の子は直前まで結構元気ですよ。」
と言われる。 

約30分器械をつけて測定する。その間もサンは左右にゆらゆら遊びっぱなし。 
「胎動を感じたら押すように」と言われてるボタンをさっきからずっと押しっぱなしの 
状態。 
平均140〜160のサンの心拍が、時々ふと「0」になるのに気が付く。 
「この子不整脈なんだろうか??」妙に気になり、様子を見に来てくれた看護婦さん 
に聞いてみる。 
看護婦さんは「ああ、これは大丈夫。一瞬で戻ってるでしょ。器械が赤ちゃんの 
心臓部から一瞬外れた時にこうなるだけです。つまりそれだけ赤ちゃんの元気が 
いいってことですね。」 
・・・そうか、器械で追えないほどサンが暴れまくってたせいだったのか。(^_^;)
ほっとすると同時に何だか笑えてきた。 

「陣痛はまだみたいですね。でも、軽いお腹の張りが30分感覚で見られます。 
これがそのまま陣痛になるのか、前駆陣痛のままで遠のくのかはまだはっきりと 
言えないですね。」とのこと。 

NSTも無事終了。でも看護婦さんがサンの心拍のことで先生と電話で何か相談 
している。先生が降りてくるまで待つように指示される。 
先生が来て説明。
「今日のところはこのまますぐには進行しそうもないので、一旦お家に戻って
様子を見ましょう。 
夜中に強い張りが規則的に始まったらまた来てください。
そのまま何もなければ念の為月曜日にまた診察を受けに来て下さい。」と指示される。

いつもの診察は木曜日だが、月曜日に行く、ということは、やはりどちらにしても 
お産は予定より早まりそうなのかもしれない。 

看護婦さんに「30分ごとの規則的な張り」と言われたせいか、その後意識してみたら 
本当に30分おきにきっちりお腹が張っていた。
しかも、さっきよりだいぶ子宮の収縮感がある。 
PM6:00、6:35、7:05、7:30、7:50、8:30、9:00、
9:25、9:55、10:35、11:00・・・。
まるで体内に時計を持ってるんじゃないか、と思うほど正確な痛み。 
こんなに几帳面な陣痛なんて、サンはもしかすると「A型」なのかもしれない。 

  〜そしてこの翌日、「サン」「しゅん」となって晴れてこの世に

誕生することになる。!!(この続編は「最高のお産日記」へ!)
 


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