ママの子供に生まれてきてくれたしゅんへ

ママは、どうしてもあなたに会いたくて、会いたくて、

ずっとずっとながいあいだ、神さまとおいしゃさまにおねがいしました。

あなたに会えるために、おなかをきったり、いたいちゅうしゃもがまんして、

ずっとずっとがんばりました。

でも、あなたはなかなかやってきてくれなくて、ながい年月がすぎて

もうママはとてもつかれて、あなたに会うことをあきらめようとおもいました。

そんなママのところにひょっこりやってきてくれた「きまぐれやの天使」が

しゅん、あなただったのですよ。


ママは、あなたのことを、「神さまががんばったママにくださったごほうび」

だとおもいました。

だからあなたに、『「隼」(はやぶさ)のように、空からまいおりた

「祐」(神さまのたすけ)』といういみをこめて、「しゅんすけ」と名づけたのです。


あなたがおなかにきてくれたことが、ママはほんとうにうれしくて、うれしくて

あなたが元気ないい子にそだつように、と、ごはんをいっぱいたべて

うんどうをいっぱいしました。

あなたが、もっともっといい子にそだつようにと、おなかのあなたに

まいにちはなしかけたり、ピアノをひいたり、おうたをきかせたりしました。

あなたも、ママのおなかのなかで、キックでおへんじしたり、

ゆらゆらおどったりしてくれたのですよ。

そのときのことは、きっとあなたはもうなにもおぼえていないでしょうけどね。


でも、そのときのことをわすれてしまっても、あなたは

「こんなにものぞまれて、愛されるために生まれてきたんだ」ということを

どうかいつもわすれないでいてくださいね。

「こんなにものぞまれて、愛されるために生まれてきたんだ」という

「ピカピカのくんしょう」をつけて、むねをはって、あなたのながいながい人生を

生きていってくださいね。

ママがあなたのことを大切におもうのとおなじくらい、あなたもじぶんじしんを、

そして、あなたのかぞくや、この先あなたが出会うかけがえのない人たちを、

じぶんじしんとおなじように大切にできる人になってくださいね。

「しあわせな人生」をおくるのではなく、「じぶんの手でしあわせをつかむ人生」

を、しっかりとじぶんの足で、いっぽ、いっぽ、あるいていってくださいね。

ママはどんなときもあなたをみまもって、おうえんしています。

あなたもママにまけないくらい、そして、ママもあなたにまけないくらい

いっしょにがんばっていこうね。


しゅん、ママのこどもに生まれてきてくれて、ほんとうにありがとう。

これからいっしょに大きくそだっていこうね。

小さなしあわせを、いっぱいいっぱい作って、大きくそだっていこうね。

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