《満31ヶ月後半》
 
 

<こんな出来事があったよ>

 

最終更新日:2003年1/15 最新の日記:1/12〜13

●(31ヶ月3週目) 

 

・「じーじ〜待って〜!しゅんも行くよ〜」など、最近しゅんの言葉遣いはますます面白くなってきた。
・新しい表現が一日一回は見られるようになってきた。パンを袋ごとあげると、一本取り出した後で
  袋の中を見て『あーもう、あと1個しか残ってないね〜』と言う。
・駐車場に停めてある車を見て「反対に入ったから、出る時ピーピーって言うね。」(いつもとは反対向きに、
  頭から駐車場に入れたので、出る時にはバックで(ピーピーと音を立てて)出る。」ということ)を説明する。
・雪が降る予報の話を聞きつけて「あ、そうだ!雪降る前に、ながぐつ出しとこー」と言いながら、
  自分のブーツを玄関前にきちんとスタンバイする。
・童謡のビデオのイントロだけを聞いて次々に曲名を当てる。」ママがリコーダーで吹いても当てる。
・ママ、買い物で「1円足りなかったわ」と言うやり取りを聞いて、自分のお財布から1円を取り出して、
  レジのお姉さんに渡す。
・ジュースをこぼした時「ママ、しゅん、今ねーイチゴの牛乳を、ここにじゃーってこぼしちゃったから、
 タオルで拭いてね。」ときちんと言葉で説明できた。「自分のお願い事を聞いて欲しい時は、キーキー
 騒がずにちゃんと言葉に出してお話してね」といつもママが言っていたことが、だいぶ出来るようになった。
・「大きくなったら何になりたいの?」と聞くと、すかさず「お金持ち!」と答える。


●(31ヶ月4週目) 
・しゅんが、ばーばの新しいスリッパがお気に入り。ばーばが「このスリッパ、しゅんしゅんが履くと、後ろが
 余っちゃうから しゅんしゅんのじゃないのよ。」と説明すると、自分のかかとをスリッパのかかとに合わせ、
  何食わぬ顔で「ほら、後ろ余ってないよ〜」と言い返す。
・夕食の前、遊んでいるしゅんにママが「ご飯食べに行こう」と声を掛けると、しゅん「ご飯食べに行こう!
  あ、そうだ、ご飯の前におかたづけしよー」と、今まで遊んでいたオモチャをせっせと片付け始める。
 最近、めっきり後片付けをしなくなったのに。「ごはんの前に〜おかたづけしないとールンビニのせんせいが
 おこるね〜」ルンビニー入園、だいぶ意識し始めてきたようだ。
・ママ朝いつものように「ストーブつけてきてよー」と頼むとしゅん「やだよ、ママがつけてよ。」と反抗する。
・お散歩をしていると、木立の葉っぱが風になびく音を聞いて「ママ〜風の音がするね〜」と言う。
 お皿に出した海苔が最後の一枚になったので「もうこれで終わりね。」と言うと、しゅん
 「もう終わり、って言っても、『もっとほしいよー』って言ったら、まだ出てくるんでしょ?」と切り返す。
・しゅん、ルンビニー園デビュー!通常2週間の「慣らし保育」を、ママの仕事の都合で1週間に短縮。
 初日はグズグズ泣き通した様だったが、翌日にはゴキゲンで過ごし、3日目には、朝ママに
  「行ってらっしゃい」と笑顔で手を振って見送ってくれた。一日ごとにすごい進歩が見られる。
 「しゅんねー、今日は泣かなかったよ。もうママいないくても ひとりで大丈夫よ。 お弁当も食べたよ。
  ニンジンは残しちゃったけどね。」と楽しい報告をしてくれる。
・タンスの後に連絡帳を落としてしまったことを、ママに叱られるの覚悟できちんと状況説明しに来る。
・ホームステイのお兄ちゃんの部屋に行きたくても 、お兄ちゃんが忙しいことを言い聞かせると、
  「しゅん、お兄ちゃんのジャマはしないで、ここにいるね。」とガマンする。
・慣らし保育最終日。しゅん、みんなと一緒にイスに座ったり、先生とお手手つないでお散歩会に
 参加したり、だいぶ集団行動に慣れてきた感じ。

●(31ヶ月5週目)

・両手に荷物を持ったママの為に、先にドアを開けて待っていてくれるジェントルマン!
・ショッピングセンターで初の迷子。でも案内嬢に名前と歳を伝えて、ママのお迎えをゴキゲンで待てた。
・エレベーターの中で、しゅんの新しく買ったオモチャの包みを開けてあげようとした時、
 「ママ、赤い車はまだ開けちゃダメよ。お店の外に出てから開けようね。」とママの間違いを正す。

 

(31ヶ月3週目)12/28

世間一般では今日から年末休み。
昨日仕事納めだったねーねも、今日はのんびり過ごしている。

朝からみんなで買い物。
じーじが車を出そうと玄関を出た時に、しゅん、タイミング悪く「ウンチ!」
「早くしてよ〜!」とママしゅんをせかしながらトイレへ。
無事に終わり、水を流しながら「もうじーじ、車に行っちゃったよ。」と言うと、しゅん「じーじ〜待って〜!
しゅんも行くよ〜」と慌てて追いかけていく。

ぷぷぷっ!最近、しゅんの言葉遣いはますます面白くなってきた。

しゅんの言葉と言えば、昼間ばーばが感心した様子でママに報告。
「さっき、しゅんしゅんに袋のパンをあげたら、一本取り出した後で袋の中を見て『あーもう、あと1個しか
残ってないね〜』っていうのよ〜」
へぇ〜そりゃあ驚いた!しゅんは「引き算」まで出きる様になったのか!・・・というのは大袈裟だけど
でも「あと一個しか残っていない」という表現を聞いたのは、ママも含めてみんな今日初めて。
こんな風に、最近新しい表現が一日一回は見られるようになってきた。

今日は、かかりつけの小児科へ。
別に風邪をひいたわけではなく、年始に入園するルンビニー園の手続きに必要な「健康診断書」を
もらいに行った。
かかりつけの先生「保育園に入るんですか。この春3歳というのは、とてもいい時期の入園ですね。
1、2歳の時期と違って、3歳はずいぶん抵抗力も出てきますから、多少の風邪なら全く心配いらない
ですからね。」とニコニコ。
まぁ、別の心配はあれど、毎日元気に通ってくれるのであれば、ワーキングママとしては
こんなにありがたいことはないだろう。

診断書をもらうために待合室で待っていると、しゅん「オシッコ」というので、トイレへ。
しゅんにオシッコさせていると、背後でドアを開ける音。
振り返って見ると3歳くらいの男の子がニコニコ立っていて「何してるの?」
「オシッコしてるのよ」と言うと、「オシッコしてるんだ〜」とニコニコ。
待合室の方から「ジュン!」と男の子を叱るお母さんらしき人の声がするが、男の子はトイレから
動こうとしない。
しゅん、こう見えて羞恥心が芽生えているのか「・・・オシッコでないよ〜」と中止。
トイレを出ると、男の子のママさん「すみません〜おじゃまして、、、」と平謝り。
「いいえ、大丈夫ですよ。」と答えると、男の子、「キャ〜ッ」と笑いながらママに抱きついてきた。
なんかカワイイ〜ちょっとしゅんに似てる感じ。
しゅん、ボクのママに抱きつかれて、面食らった感じでしばし固まっていた。
「もう〜ご迷惑になるから止めなさいっ!」お母さん、何度も男の子を叱ると、男の子、今度は
待合室のベンチに置いてあったママのカバンを見つけて、大喜びで逆さにして中身を床にひっくり返す。
ママ「何が入ってた?」と一緒に拾っていたが、お母さんは「ホントにスミマセン〜」と何度も平謝りしながら
慌てて子供を抱えて外に出ていってしまった。
こちらは別に全然気にしていなかったが、確かに立場を置き換えて考えてみると、ママでも居たたまれなくて
外に出ていたかもしれないな。(笑)
年齢は3歳とのことだったけど、しゅんより更にツワモノかもしれない。(笑)
さすがにしゅんは子供同士のトラブルはあっても、こういうことはしないので、あのお母さんきっと
毎日すごく大変なんだろうな〜と想像した。

「しゅんより大変そうだな〜」と感じた、ジツに貴重な人材。(笑)

健康診断書をもらった後、パシオスに行って布地を購入。
さー新年までにしゅんの保育園用のグッズを全部作らなくては!ガンバルゾ!

買い物が終わって車で帰宅。
「しゅん、もうお家に帰るよ〜」と言うと、しゅん「ばーば、きっと、お家で、待ってるねー」
ふふふっ、「きっと」なんて、カワイイ言葉覚えたね。

12/29

しゅん、最近のマイブームは「窓の結露取り」
便利グッズの「結露取りスポンジ」で、窓という窓の結露を毎日丁寧に拭き取ってくれる。
まぁ、その仕事熱心なことといったら!
「まさにじーじ2号」とみんなから恐れられている。
でも、しゅんの背で届くのはせいぜい床から1mちょい。
普段は脚立を持ち出してきて拭くところだが、今日はちょいと面倒くさくなってきたらしく
「たかいところは、ばーばがふいてね。」と人任せにしていた。(^^;
そんなことじゃーいかんぞしゅん!人間何事もやりぬくことが肝心だ!

今日は、お正月用のアレンジメントを作りたくて、ママ、ちょっと遠出してお気に入りの園芸店へ。
車で20分くらいのお店だが、とにかく種類が多くて安いので気に入っている。
近くのスーパーの駐車場に入ると、さすがに年末のせいかいつもガラガラなのに今日は開きが少なく
やっとのことで入り口付近にひとつ発見。
バックで入れ辛かったので頭から突っ込むと、しゅん「今日は反対ね〜」
・・・なるほどよくご存知で。(^^;

駐車場を出て園芸店に行く途中に、ママの好きな激安八百屋さんに寄り道。
おせちのお生酢によさそうな、三浦大根やネギなどの野菜が特売していたので、あれこれカゴに入れて
レジへ。
打ってもらっている最中、ベビーカーのしゅんに気を取られていて気付かなかったが、特売の三浦大根を
特売の青くび大根と打ち間違えられた様で、何と98円で買ってしまってホクホク。(*^^*)
八百屋さん、返しに行かなくてゴメンナサイ〜でもまたきっと買いに行きますね☆

お花屋さんもとても安いので、気に入ったお花がたくさん買えて感激。
ママ、抱えきれないほどの荷物を持って車へ。
しゅん、駐車場に停めてある車を見て「反対に入ったから、出る時ピーピーって言うね。」
・・・何のこと?と思ってよくよく考えたら、しゅん、今日はママがいつもとは反対向きに、頭から駐車場に
入れたので、出る時にはバックで(ピーピーと音を立てて)出る。」ということを説明していたのだ。
もう〜この言葉にはママもビックリ!
車の機能と車庫入れの手順、両方を理解していなければありえない発言!
ああ、我が息子しゅん!末は博士か大臣か!!(笑)


ママ、夕方しゅんをじーじに散歩に連れていってもらっている隙に、大慌てで買って来た花を寄せ植え。
夕方の庭は底冷えして凍えそう〜!
でも、とても気に入った寄せ植えが2つ完成して大満足!

12/30

今日もとても寒い朝。
なかなか布団から出られないママにしゅん「ママ〜おっきね、ストーブつけてあげるね。」
ああ、ありがたいなぁ〜ママ感激でうるうる。
でも、次の瞬間「ママ、よいしょっ!よいしょっ!」とスパルタで起こしにかかる。
「しゅん〜まだお部屋があったまってないから、もうちょっと待ってよぉ〜」と言うと、しゅん、ヒーターの前に
手をかざして「もう、あったかいよ〜!」
・・・ハイハイ、ママが負けました、、、ママしぶしぶ起床。

こんな風に、ママが何か頼むとフットワーク軽く役に立ってくれるしゅん。
ママも調子に乗って「しゅん、テレビつけて〜」などと頼んだら、しゅんちょうど別のことをやっていたようで
「ママ、ちょっと待ってね。しゅんこれ終わってから行くね。」と言われてしまった。
・・・ママしょぼ〜ん。ハイ自分のことは自分でやりマスぅ〜(^^;

しゅん、このところ「雪女」が一番怖いもので、これだけは一目置いていた。
しかし、そのハナシの怖さもだんだん薄らいできたらしく「ゆきおんな、こわくないよ〜」と言いながら、
平気で反抗的な態度を取るようになってほとほと困りもの。
ばーばがしゅんに「雪女」の絵を描いて上げたが、なぜかしゅん、それを見て「ママ!ママ!」と大喜び。
・・・ナニソレ?!失礼なっ!これのどこがママなのよっ!
確かにばーばが描く雪女は、目が上がり目で口が大きくて背がひょろっとしてて、そう言われれば
どことなくママに似てなくもないんだけど。
ママ、シャクに触ったので、自分で雪女を描いて見せることにした。
黒と青の水彩絵の具でボーッと描き、最後に白の絵の具で吹雪を降らせたら、まぁ何ともリアリティのある
カンペキな雪女の完成!

それを、家の中で一番不気味な納戸(倉庫代わりに使っている3帖の空き部屋をウチではそう呼んでいる)
に貼りつけた。
部屋の電気を消して、階段の電気をつけると、ボーッとした薄明かりに照らされて、その雪女の
ブキミなことといったら!
夜、探し物や片付け物で納戸に入ったじーじも「あれはコワイ。知らずに入ってゾッとしちゃったよ〜」と
かなり好評(?)だったようだ。

ターゲットのしゅんも、 その雪女を一目見るなり腰を抜かして大泣き。
ふふふっ!大成功〜!!
それ以後、イタズラをするしゅんに「雪女さんの所に行く?」と言うと、血相を変えて行いを正すようになった。
うんうん、いい傾向だ!(*^^*)
しかし、片付け物をしたじーじが、うっかり納戸のドアを開けたまま行ってしまうと、しゅん、狂った様に
叫びながら「ママ〜ゆきおんなさんのおへやが開いててコワイー!!しゅん、ひとりでトイレ行けないよ〜」と
ママに泣きついて助けを求めてくる。
・・・あまり怖がらせすぎるのも良し悪しだな。(^^;

12/31

今日も寒い一日。
どうやら明日あたりまた雪が降るらしいとの予報。

みんながそんな話をしていたのを、しゅん耳ざとく聞きつけて、ブツブツ言いながらひとり玄関へ。
何をしてるのかな〜?と思ったら「あ、そうだ!雪降る前に、ながぐつ出しとこー」と言いながら、自分のブーツを
玄関前にきちんとスタンバイ。
これにはもう〜みんなで大爆笑!!!
アクシデントが起こる前に、何事も事前準備を怠らない、まさにじーじのコピーのようなしゅん!

午前中、ママとしゅんお部屋でお遊び。
しゅん、レジスターに入れるお金が入ったお財布を下に置いてきてしまったのを思い出し、ママに
「あ、そうだ、 おさいふ!いま、しゅんのおさいふ持ってくるから、 ママはここでちょっと待っててね〜」
・・・なんかこの言いまわし、まさにママそのものじゃない〜(^^;
みんなにちょっとずつ似ている、フシギなしゅん。

今日は午後から、ママとばーばはおせち作りで大忙し。
本当は今年は喪中なので、おせちも省略しようかと思ったが、やはり毎年恒例の新年最初のお料理がないと
サミシイので、お煮しめや黒豆、伊達巻、お雑煮などの基本的なメニューだけ作ることになった。

ばーば、じーじに「今日は出来るだけ遠くまでお散歩に連れていってね。すぐに帰ってきちゃったら
美味しいおせちは食べられないわよ。何なら多摩動物園かズーラシアまで行ってくれてもいいわよ。」
・・・そりゃあんまりな。(^^;
でも、こんな大晦日、仮にもし動物園など行ったら、きっとそこは、暮れの大忙しで家を追い出された
かわいそうなパパやじーじと孫の集団ばかりなんだろうねぇ〜と、ばーばと想像して笑ってしまった。

そんなかわいそうなじーじ、しゅんを連れてどこまでやら遠くに出かけてくれた。
そのお陰で、全てのメニューが無事に完成!
夕方、ようやく帰ってきたしゅんの手には、ミスドの箱がぶら下げられていた。
うわ〜駅まで往復歩いたの〜?ママビックリ!
うちから駅までは坂を登ったり下ったり、オトナの足でも25〜30分はかかる。
しゅん、大好きなドーナツ買って欲しさに、文句も言わず黙々と歩いたんだそう。
ママ、しゅんのお土産に大喜びで、ちょっと遅めのおやつ。

じーじ、「いや〜駅前はすごい混雑だったぞ〜スーパーなんかも混んでて。こんな時間にスーパーに行ったって
今からじゃーおせち作りなんか間に合わないだろうに、どうするんだろうねぇ。」
・・・じーじのその発言に、ママとばーば、思わず唖然。
じーじ、ウチが毎年家でおせちを作るからって、どの家庭も当然みんな作っているものと信じてるの?
ばーば「まったくも〜お坊ちゃんに育ってるんだから〜」と呆れていた。

たくさん歩いて疲れたのか、いつもより早い時間にキーキー言い出したしゅんに、早々に夕食を食べさせて
寝かし付けた後、みんなで年越しそば。
おせち作りと並行して、山のように揚げた天ぷらが最高!
みんな本当にオツカレサマでした!

ママ、今日は大晦日の番組を楽しみにしていたのに、クタクタに疲れて紅白も見ずに爆睡してしまった。

今年は色々本当に大変な一年だったけど、大晦日の今日、こうしてばーばと一緒に台所に立って
新年のお料理を作れるなんて、、、毎年の恒例行事だけど、今年のおせち作りは本当に感無量だった!
来年は、みんなが健康で幸せに過ごせる一年になりますように。。。

1/1

今日から新年!
色々大変だった2002年も何とか過ぎ、今年こそ大きな希望の一年でありますように!

「あけましておめでとう」の挨拶とともに、みんなでおせち料理やお雑煮を頂く。
しゅん、普段の朝食と違った物々しい雰囲気に圧倒されたのか、「しゅんご飯食べないの〜ばーばと遊びたいの〜」
とゴネゴネ。
はぁ〜もう、元旦くらいおとなしく食べてよね!

ママ早々に切り上げ、しゅんとふたりでのんびりビデオ。
童謡のビデオをかけてあげると、しゅん、イントロが「チャラララ、チャラララ、、、」と始まるや否や
「あーワンワン、ワワーン(=犬のおまわりさん!)とか「アイアイだ!」とか、次々に曲名を当てる。
ビデオなので絵が出るのを見て覚えてるのかな?と思い、ママ、リコーダーで犬のおまわりさんを吹いてみると
しゅん、「ママ、ワンワン、ワワーンのおうただね〜」と大喜びで、何度も吹いてと催促。
終いにはママ、酸欠になってしまいそうだったよ。。。

しばらく遊んでいると、だんだん持たなくなってきたので、駅前のショッピングセンターの初売りを見に行った。
ビブレではブランドの福袋が人気のようで、若い女の子やオバサン達で賑わっていたが、ママはブランドは
良く知らないので、福袋も興味なく、いつもの馴染みのヨーカドーへ。(笑)
ちょっとステキなニットのベストをGETして幸せ〜!
早速レジへ持っていくと「○○○3円です。」と言われ、お財布の中を探したが、あいにく2円しかなかった。
「あー1円足りなかったわ。じゃあ、これで」と大きいお金を出そうとすると、そのやり取りを聞いていたしゅん
「いちえん?」と言いながら、自分のお財布(ママのお古のお財布で、1円と5円しか入っていない)から
1円玉を取り出して、レジのお姉さんに渡した。
ママとレジのお姉さん、思わず爆笑!
ありがとう〜!ママのベスト、しゅんに買ってもらっちゃったね。(笑)

その後もしばらく店内をグルグルしていたが、しゅん、正月からママの長い買い物に付き合わされて
もう うんざり、といった感じ。
ベビーカーの上で「もぉぉーママのおかいものはおわりにして、はやくか・え・ろーーーよっっ!」と
やたらブーイングの嵐。
仕方ないので、大好きなイチゴ牛乳でゴキゲン取り。

しゅんの手にブリックパックを持たせたまま、ベビーカーであちこち見て周っていたら、しゅん、うっかり
胸元にこぼしてしまったらしい。
しばらくキーキー言っていたが、ママお買い物に夢中で気付かないでいると、しゅん
「ママ、しゅん、今ねーイチゴの牛乳を、ここにじゃーってこぼしちゃったから、タオルで拭いてね。」
・・・おおっ!だいぶハッキリ要求出来るようになったね〜ママちょっと感動。
「自分のお願い事を聞いて欲しい時は、キーキー騒がずにちゃんと言葉に出してお話してね」といつもママが
言っていたのが、ようやくちゃんと出来るようになってくれて、ママ、しゅんの大きな成長を感じた一瞬。

帰宅して昼食を済ませると、しゅん、またもや遊びたくてキーキー。
ママ、歩いて15分くらいの場所にある稲城の杉山神社にしゅんを連れて初詣に行った。

杉山神社は、初詣の家族連れで大賑わい。
ママ、お賽銭を出そうとお財布を開けると、しゅんも自分のお財布を開けて、ママの真似をしてお賽銭を放る。
「しゅん、ルンビニーの『いただきます』してごらん」と言うと、しゅん、両手を合わせて深々頭を下げた。
後のオジサンに「お〜ボクは賢いな〜」と褒められて、しゅんニコニコ。

お参りが終わると、参拝客に甘酒が配られた。
ママ、去年もこの神社に来たが、ここの甘酒は本当に美味しい!
まぁ、味というより、寒い屋外でタダで暖かい飲み物を頂ければ、何でも美味しく思えるのだろうが。
しゅん「しゅんも、あまざけのむ〜!」と言うので、配布しているお兄さんに「この甘酒はお酒が入っていますか?」
と聞くと、お兄さん「いいえ、入っていませんよ。お子さんもどうぞ」と言って、しゅんの分もコップに半分くらい
入れて持たせてくれた。

しゅん、最初は恐る恐るだったが、一口飲んでみて「あまざけ、おいしいね〜〜」と大喜び。
ママの分まで奪い取って飲み干してしまった。
飲み終わった紙コップを持ってキョロキョロしてるので、ママ「あーゴミ箱ね。さっきのお兄さんのところに
あったよ。ちゃんとご馳走様言ってから捨ててきてね」と頼んだ。
しゅん、お兄さんのところまで走って行ったものの、ママの言いつけ通りひとりで実行するのは緊張したらしく
「ハイ、、、」とお兄さんにコップを手渡した。
お兄さん「ここでいいよ〜」とコップを受け取ってくれようとしたが、ママ、しゅんのところに行って
「ママがお願いしたのと違うよ〜ママはお兄さんに『ご馳走様』を言ってからゴミ箱に捨ててって言ったよ。」
と言うと、しゅん、慌ててお兄さんに「ごっそーまった!」と深々一礼してから、脇のゴミ箱にコップを捨てた。
お兄さん「新年早々、お行儀がいいな〜!」と大きな声で褒めてくれたので、しゅん「できた、できたー!」と
大喜び!!
家族以外でも、お店や地域の方々がこうしてしゅんの行動を褒めてくれるお蔭で、しゅん、「いいことをする」
という観念を、みんなに育ててもらっているような気がする。
本当にありがたいことだ。

しゅん、神社にあった大太鼓に興味津々。
タイコ叩きのオジサンが「ボクもやってみるか〜」とバチをしゅんに貸してくれたので、しゅん、喜んで
タイコをドーンと一発!
うーん、なかなか2歳児とは思えない、いい音が出たね〜
この音、おうちのじーじとばーばまで届いたかな?
帰りに、お賽銭をもう2回ほどバラまいてから帰宅。

家に帰ったしゅん、みんなに報告。
「今日はね〜ママとパーティーに行ったの。甘〜いあまざけ美味しかったよ〜」
しゅんのパーティー好き、新年が明けてもまだ続いていたらしい。。。(^^;

1/2

穏やかな顔で寝ているしゅん。
夜中にどんな初夢を見ているのかなー?と思っていたら、突然「じーじーーっ!」とキーキー寝言。
しゅん、夢の中でもじーじに叱られてたのかな?(笑)

朝起きたら、窓の外が一面真っ白になっていた。
今年初めて、この冬で2度目の雪だ。

でも、今日は暖かくなりそうなので、きっとすぐに溶けちゃうんだろうなー。

ママ、この寒さでお散歩に出るのを渋っていたが、しゅんがあまりにも暴れ狂うもので、仕方なく
ふたりで外へ。
でも、さすがに寒い〜!吸いこむ空気で喉が凍ってしまいそう。
さすがに歩いて散歩に行く気にはなれず、ズルしてまた車で買い物。(笑)
新年早々、ヨーカドーの次に好きなパシオスへ。
ここでもそれなりに「初売り」らしきバーゲンをやっていた。
ママ、常々欲しかったお財布が気に入ったのが見つかってニコニコ。
そしてしゅんは、常々欲しかったママのお財布を、ようやくお下がりにもらえてニコニコ。
でも、さすがにいつもオトナのお財布ばかりじゃ味気ないので、今日はしゅんにも新しいヒツジちゃんの形の
お財布を買ってあげると、「これ、しゅんのおじゃふ〜?」と言って大喜びだった。

スーパーで食料品の買い物をしていると、少々お腹が空いてきたので、「しゅん、一緒におやつ食べよう!」と
お惣菜コーナーで冷凍のタイヤキを二個買って、備え付けのレンジでチン。
それを持って、駐車場入り口前のベンチでふたり休憩。
しゅん大きな口でタイヤキを頬張りながら「しっぽに、ジャム入ってるね〜」
・・・それを言うなら「ジャム」じゃなくて「あんこ」だよ。^^;)

帰りにエレベーターに乗ろうとした時「しゅんがじぶんでボタン押す〜」と言うので、「押していいよ」と
言ったものの、いざ乗りこんでみると高い場所にしかボタンがなく、ママ、買い物袋が重くてしゅんを抱っこ
してあげられなかったので、「ゴメンネ〜ここではボタン押せないわ。」と言うと、しゅん、一瞬考えた後
「このエレベーターのボタン、たか〜いから、しゅんには押せないのね〜」と自分で解説。
・・・何とも物分かりがよろしくて助かる。

家に帰るとお昼。
しゅん、さっきのタイヤキがまだ少々響いているのか、いつもより食欲がない感じ。
ばーばに「何か食べてきたの?」と聞かれたので、「うん、ちょっとね〜」とごまかしていたら、しゅん
「あのねっ、ママがスーパーでたいやき買ってくれたの。つめたいつめたいだったから、レンジでチーンして
あっちーあっちーにして、ママといっしょに食べたよ〜おいしかったの!」
・・・コラ、またいらんことを!
もうこの先都合の悪いこともゴマカシが聞かなくなってくるなぁ。

1/3

今日も強烈に寒い日。
こんな日に限って山ほどの洗濯物。
ママ、だんだん干す手の感覚がなくなってしまった。
でも、ようやく干し終わってものの1時間で「うわ〜また雪が降ってきた〜!」
ママ、ようやく干した洗濯物を大慌てで取り込む。
でも、その時点で洗濯物はもうバリバリに凍っていた。
・・・すごい、こんなの見るのは久々!
この冬でもう3回目。今年は良く降るなぁ。
昨日の雪より粒が大きくて、これはまた少し積もりそう。
4日後、ドイツの従兄弟がホームステイしに来る日に降らないといいけどなぁ。

今日は、じーじとばーばと一緒に駅前のビブレへ。
じーじ、ママとしゅんを駅前のミスドに連れていってくれた。
お土産の箱にドーナツをたくさん買ってもらってママニコニコ!
「どれか1個、店内で食べていけば?」と言われて、ママ「じゃあしゅんと半分こしよう!」と
大好きなフレンチクルーラーを追加。

店内のイスにつくと、しゅん、当たり前の顔をしてママのフレンチクルーラーを両手で掴んで頬張る。
「こら〜しゅん、これはママと半分この約束だったでしょ?」と言うと、しゅん「い・や・だーーっ!」
「ズルイよ。ママに半分ちょーだいよっ!」と抗議すると、しゅん、涼しい顔でお土産用の箱を指差し
「ママのドーナツはこっちでしょ?これはしゅんのよ。」
・・・何ともナマイキな言い方!一体誰のマネだろう?!

ママ、仕方なくお家用のドーナツからひとつ選んで食べていると、しゅん、急にママの食べている方が
美味しそうに見てきたらしく「ママのドーナツ欲しい〜!」とゴネゴネ。
ママ、「しゅん、それは礼儀が違うよ。ママのを分けて欲しかったら、まず自分のドーナツを一口渡して
『交換しよう』っていうんだよ。」と教えると、しゅん、しぶしぶ自分のフレンチクルーラーを一口大にちぎって
ママに「どーぞ。こうかん!」
ママも笑顔でしゅんに一口ちぎって「ハイ、お礼ね。」
そしてふたりは円満に美味しいおやつを頂いた。

買い物が終わり帰宅。
昼食はありあわせのものの他、ばーばが海苔巻を買ってくれた。
しゅん、大好きな納豆巻きにゴキゲン。
デザートナイフでチョンチョンに切って(これが最近のマイブーム)美味しそうに頂く。
結局、ひとりで長い納豆巻きを2本ペロリと平らげた!
ついさっきドーナツを丸一個食べたばかりだというのに、何という食欲!

午後はママと一緒にお部屋でしまじろうのレジスターで遊んだ。
最初は野菜やケーキをピッピッして袋詰めしていたしゅん、急に何を思ったのか、本棚にある本を
持ち出してきて袋詰。
「しゅん、八百屋さんから本屋さんになっちゃったのね。しゅんは大きくなったら何になりたいの?」と

ママが聞くと、しゅんすかさず「お金持ち!」
・・・2歳にして何と現実的な答えなんだ!ママ嬉しいようなサミシイような、、、
でも、その後、その話を聞いたばーばが「しゅんしゅん、大きくなったら何になるの?」と聞き返すと
「しゅんはねー大きくなったらアメちゃんになるの。」
なんだ〜?さっきとエライ違いじゃない?でも2歳児らしい発想でママ少し安心した。

夕方、部屋の中に干しておいた洗濯物を乾燥機に入れてようやく乾いたところを畳んでいると、
しゅん、その中からねーねのお弁当袋を見つけて「あ、ねーねもルンビニーに行くの?」
これにはみんなで爆笑!
しゅん、お弁当袋はルンビニー園に持っていくものだと思っているようだ。
ママ「そうだね〜ねーねもしゅんと同じルンビニーでお弁当食べるんだね。でもしゅんとはクラスは違うみたい
だけどね」と言うと、しゅん、妙に納得したような笑顔。
・・・はて、これをいつ訂正すべきか?!

今夜の夕食はしゅんの大好きなおでん。
しゅん、昼間に負けず劣らずすごい食欲。
ママ、最近、しゅんの食事をルンビニー園で使うお弁当箱に入れて、そこから食べる練習をしていたが
しゅんの食べる量は小さな園児用のお弁当箱に収まりきれず、 でもまた大きなものに買いなおすのも何なので
結局、そのお弁当箱は全て「おかず入れ」にして、その他にオニギリを持たせることにした。
このお弁当箱をカラッポにして持って帰って来てくれる日が待ち遠しいなぁ!

(31ヶ月4週目) 1/4

しゅん、最近ばーばの新しいスリッパがお気に入り。
年末、ばーばが新しいスリッパを買ってきた時に、冗談で「これ、しゅんしゅんにも貸してあげるね」と言ったのを
「ボクのスリッパだ」と勘違いしてしまったらしい。
ばーばが履いて歩いてると「それ、しゅんのー!」と猛烈に抗議して取り返す。
「これはばーばのよ、といくら説明しても「ちがうの!しゅんの!」と取り返されてしまうので、ばーばもほとほと
困り果ててしまう。
ばーば、しゅんが履いているスリッパを見せて説明。
「このスリッパはしゅんしゅんのじゃないのよ。ほら、しゅんしゅんが履くと、後ろがこーんなに余ってるでしょ?
でもばーばが履くと、ほら、ちょうどぴったり!だからこのスリッパは、しゅんしゅんのじゃなくてばーばのなのよ。」
しゅん、自分の履いているスリッパをしばし見つめていたと思ったら、じりじりと後ずさりして、自分のかかとを
スリッパのかかとに合わせ、何食わぬ顔で「ほら、後ろ余ってないよ〜」
これにはママもばーばも大笑いするやら感心するやら。
どうしたら自分のスリッパだとみんなに認めてもらえるか、2歳の小さい頭で考えたにしてはスバラシイ発想だ。

夕方じーじと一緒にお散歩に出掛けたが、間もなく激しい泣き声とともに帰宅。
「また何かイタズラして怒られたのかな?」と思いながら「どうしたの?」と聞いてみたが、理由も言わずただ号泣。
じーじに聞いてもニヤニヤするだけで理由を言わない。
ばーばがしゅんを抱っこした時「あ〜ズボンが濡れてる〜!」
別のことでかんしゃくを起こした拍子にうっかり漏れてしまったらしい。
しゅんのオモラシ。ママの記憶では、パンツマンデビューしてからこれが初めてだ。
プライドが高く負けず嫌いのしゅんにとって、この出来事は最高に屈辱的だったよう。
本当に悔しそうに男泣きをし、ママがズボンを脱がせようとしても「しゅん、じゃあじゃあしてないから、
ズボン脱がないの!」と断固拒否。
でも、ムリヤリ脱がせて新しい服に着替えさせると、もう何事もなかったようにニコニコしながら
全く別の話題に切り替える。
たった2歳にして「気まずい空気を換える技」を持っているとは、恐るべし!

夕食の時間になったので、ママ遊んでいるしゅんに「ご飯食べに行こう」と声を掛けると、しゅん「ご飯食べに行こう!
あ、そうだ、ご飯の前におかたづけしよー」と、今まで遊んでいたオモチャをせっせと片付け始めた。
最近、しゅんがめっきり後片付けをしなくなったことが悩みの種だったので、今日のしゅんの変わり様にはビックリ。
せっせと片付けながら「ごはんの前に〜おかたづけしないとールンビニのせんせいがおこるね〜」
ママ思わず吹き出す。
なるほど、ルンビニー入園、だいぶ意識し始めてきたんだなー。いい傾向だ。
でも、「おかたづけしないと先生が怒る」なんて、ママひとことも言ったことないのに。
「先生=自分の悪い行いを正す存在」という観念を、いつの間にか持っているなんて本当にフシギ。

最近のしゅんの寝言はジツにオモシロイ。
夜中に突然ムクッと起き出して「セロテープ切ってっ!」
・・・そうそう、今日はしゅん、新聞紙をセロテープで巻いてボールを作って遊んでいたが、あまりにムダ遣いするので
ママが途中で取り上げたんだった。きっとその時の夢を見て怒っているんだろうな。
アンタ意外と執念深いんだねぇ。(^^;
でも、そのしばらく後で、再度起きていきなりケタケタ笑い出し「ママ、こぼした〜こぼした〜」
失礼な!アンタに夢の中で笑われるほどママはこぼしちゃいないよっ! ・・・ていうかアンタよりマシだと思うけど。 (^^;

1/5

今朝も最高に寒い朝。
ママ、布団から出られず、いつものようにしゅんに「ストーブつけてきてよー」と頼むとしゅん「やだよ、ママがつけてよ。」
ガーーン!!今までは「ハイハーイ♪ストープ、ピッね。ボッって言ったねー」とか言いながらやってくれたのに。。。
あーあ、あんなにかわいかったしゅんには、もう会えないのかなぁ。ママ遠い目。。。

朝食の後片付けをしている時、リンゴが一切れ余っていたので、つい指でつまみ食いをしたら、しゅんそれを見て
「ママ!リンゴはフォークで食べようね。」
ああ、言われちゃったよ。しゅんに。ママ反省反省。。。
でも、かえってこういうママが「反面教師」になってたりして。(笑)

しゅん、明日からルンビニー園に入園なので、ママ意識していろいろ練習。
「お名前は?」「しゅん!」「しゅん、だけじゃなくて、本当のお名前は?「しゅんすけ!」
へ〜アンタ自分の名前が『しゅんすけ』だって、ちゃんと知ってるんだね。
意外と苗字も知ってたりして?ママ興味津々で「しゅんすけくんの、上のお名前は?」と聞いてみると、しゅん、
しばし考えた後、自身満々な笑顔で「2歳のしゅんすけ!」
これにはもうーママお腹を抱えて大爆笑!
うん、「2歳のしゅんすけ」それは大正解だね。
それだけ言えれば、デパートで迷子になっても安心だね。

そのやり取りを聞いていたじーじが面白がって、「じゃあしゅん、マックの本当の名前は何て言うんだ?」
しゅん、「マクドナルド!」「ミスドは?」「ミスタードーナツ!」
ひゃ〜〜ビックリ!家族の誰も正式名称でなんて呼んだ事ないのに。
しゅん、一体どうしてマクドナルドを知っているんだ〜〜深過ぎるナゾだ。

今日はみんな用事で出掛けてしまい、朝からママとしゅん2人きり。
車もないので、久々に遠出のお散歩。
まずは、新しく駅前に建設中の保育園を偵察に行った。
新しい保育園は、保育室や一時保育、延長保育など兼ね揃えた「多機能型保育園」というのがウリのよう。
まだ骨組みしか出来ていなかったが、相当広そうで、パッと見では小さな小学校くらいには見えた。
この保育園は、駅前の上バス通りにも近いので、ルンビニー園よりママの通勤には便利。
一応今月申し込みはしてみるつもりだが、待機が多いので入りこめるかどうかムズカシそうだな。

保育園を見た後、ママ、お散歩がてら隣の駅までの近道を探しに熱中。
山の中のような小道を歩いているとしゅん、「ママ〜風の音がするね〜」
ママ、耳を済ませると、確かに風にサラサラいう葉っぱの音が良く聞こえる
でも「風の音」、、、なんて詩的な発想!しゅん、ガラにもないじゃん〜(笑)

近道探しといいつつ、あちこち迷いながらであまり近くもなかったが、何とか無事到着。
しばらくしゅんと一緒にペットショップを見たり、モスでお茶したりしてまったり過ごす。
なんか、こういう時間って久々だな〜ミニデートみたい(笑)
しゅんも「ママーたのしいねっ!たのしいねっ!」と連発。かなりいい雰囲気の2人。

帰り道、ママ懲りずに再度近道探しにチャレンジ。
しかし帰りの方がもっと深刻な迷子に。
地図を見ながら右往左往しているうちに、山奥のさびれた神社にたどり着いた。
ひき返そうとするとしゅん「ママ〜おまいりしていこうよ!」
へーしゅん、お参りなんて言葉、覚えてたんだね。
ママ、「じゃあそうしようか」としゅんと一緒に鳥居をくぐって境内へ。
しゅん、ママが何も言わなくても、自分のキリンのバッグの中のお財布から1円玉を取り出して床に置いた。
お賽銭箱もないような小さな神社で、ママとしゅんふたりで手をあわせた。

神社を出てしばらく歩くと、何とか見慣れた景色の裏道に出て、無事に近所までたどり着いた。
きっと、あの神社の神様のお導きなのかな。
時計を見ると1時半過ぎ。家を出てからもう3時間半も経っていた。
お茶やウインドウショッピングの時間を差し引いても、たっぷり3時間は歩いたんだなぁ。
途中で見知らぬオバサンに「ボク、ママとお散歩してきたの〜いいね〜どこまで行って来たの?」と言われたので
「駅前から○○を通って、××駅まで行って、そこから神社をお参りして帰ってきたんです」と言うと、オバサン
「え〜!あんなところまで!あなたお家はどこよ?」「○○3丁目です」「んま〜そんなところからあそこまで!!
よく歩いたね〜!! 」オバサン、相当ビックリしたみたい。
でも、距離にすると多分10km弱じゃないかなーと思うのだが。

しゅんは、歩いたのはその1/3もないくらいで、ほとんどがベビーカーに逃げていたが、それにしても
結構いい運動になったようだ。

夕食。よほどお腹がペコペコだろうと思ったが、今日は食べ遊びが入ってなかなか食が進まない。
ママ「ご飯残すと雪女さんに連れていかれるよ〜」と脅す。

ママ、ついうっかりしゅんの牛乳を入れる時こぼしてしまったら、ばーばがふざけて「ママ牛乳こぼしちゃったから
雪女さんに連れて行かれちゃうんだって。」と冗談。
ママも悪乗りして「しゅんしゅんバイバイ。元気でね。ママは雪女さんの国に行かなきゃならないの。」と
うなだれながら部屋を出て玄関の方に行こうとすると、しゅん突然「ママー行っちゃいやーの!」と激しく号泣。
ママ、ドアの向こうから「しゅんしゅんが、ご飯一杯食べたら、ママ雪女さんに許してもらえるかなー」と言うと、
しゅん、血相を変えて一気食い。
それを見たママ「よかった〜!しゅんくんがご飯いっぱい食べたからもう帰っていいよ、って雪女さんが許して
くれたんだー」と言って部屋に戻ると、しゅん「ママー!連れて行かれなかったー!」と満面の笑顔!
・・・ああー我が子って本当にありがたいなぁ。ママ、タチの悪い冗談もほどほどにしよう。(笑)

でも、これで道がついたらしく、しゅんすっかりいつもの食欲に戻って「ご飯もっとー!」とおかわり。
2杯目は焼き海苔でお茶碗のご飯を巻いて食べる。
海苔巻のようにグルリと巻きたいらしいが、掴んだご飯の量が多すぎて端っこが足りなくなってしまうので
「ここ(端っこ)からご飯出ちゃうからもう一枚ちょうだい!」と2枚ずつ巻いて満足げな顔で食べる。
お皿に出した海苔を次々に食べ、最後の一枚になったので「もうこれで終わりね。」と言うと、しゅん
「もうこれで終わり、って言っても、しゅんが『もっとほしいよー』って言ったら、まだ出てくるんでしょ?」
これにはみんな大爆笑!!!
つい最近やっとしゃべり出したと思ったら、いつの間にこんなナマイキな口を利くようになったんだろう。

しゅん、最近夜寝る前の絵本の時間が大のお気に入り。
最近特に気に入っている絵本は「おやすみなさい。コッコさん」という本。
読み終わって電気を消すと、その絵本の主人公の様にあっという間にネンネモードに入る。
しゅん、ママのお腹の上によじ登って「ママ〜今日のおさんぽは楽しかったね。また明日もママと一緒に
お散歩行こうね〜!」
しゅん、明日から入園だと分かっていてわざと甘えてるな〜〜本当に知能犯。

1/6

朝。今日もとってもいいお天気。
しゅん、ママより先に起きてカーテンから窓の外を覗いて「ママー鳥がピーピー、ないてるねー。」とゴキゲン。
その後、ママの頭を両手で「よいしょっ、よいしょっ!」と持ち上げて起こしにかかる。
ママ、一気に置きあがれず、腕枕をしてうつらうつらしていると、それを見たしゅん「ママ!また寝ちゃダメよ!」
ハイハイ、起きますよっ、起きりゃいいんでしょー!

しゅん、今日はルンビニー園に入園の日。
最初の1週間は「慣らし保育」なので、今日は9時から11時まで。
家からルンビニー園までは往復30分以上かかるので、送って行ってお茶一杯飲んだらもうすぐにお迎えの時間に
なってしまうなぁ。(^^;

ママ、9時よりちょっと前にしゅんと一緒にルンビニーへ。
ママが書類を出したり、荷物を渡したりしていろいろ入園の手続きをしているのを見て、しゅん「あー間もなく
ボクはまた置いて行かれるな」と察したのか、必死になってママにしがみついて離れない。
でも、ベテランの先生がしゅんを抱っこしてあちこち見学に連れ出して下さっているうちに、ママ、こっそりフェイドアウト。
あ〜また途中で気付いて泣き出したらカワイソウだなぁ。

11時15分前。ママちょっと早めにお迎えに行き、入り口の陰からしゅんの様子を観察。
ちょうど自由時間になったらしく、子供達がみんなで元気に園庭に出て遊んでいた。
ママ、しゅんの姿を探すと、しゅん、園庭の隅っこでひとり、遊具を入れるカゴを上に積み上げて遊んでいた。
・・・何ともしゅんらしい遊び方。ママ、思わず陰で吹き出してしまった。
でも、ああよかった!楽しそうに遊んでる。

ママ、担任の先生にご挨拶。
「今日は泣かなかったですか?」と聞くと、先生「あ、、、ジツはお母さんがいなくなってから、つい先ほどまで
ずっと泣きどおしだったんですよ〜」
・・・ひゃあーそんなに泣き明かしていたのか。
先生、「しゅんくーん。ママがお迎えに来たよー」と声を掛けると、しゅんようやく気がついて「ママだぁーーー!」と
全速力で走ってきて、まるでセミのように全身でしがみついてきた。
先生「しゅんくん、ママが大好きなのね。今日はいっぱい泣いちゃったもんねー」と笑うと、しゅん、バツが悪そうに
「ママのズボンにお砂つけちゃおー」とか言いながら、自分の靴でママの膝をキックキック!
「やーんカワイイ、照れてるの?」先生に笑われて、しゅん、もうどうしたらいいか分からない位ハイテンション(笑)

ママ、先生にご挨拶をしてサヨナラ。
帰り道、しゅんに「今日はエーンエーンしちゃったんだー」と言うと、しゅん、さもバツが悪そうに
「しゅん、ルンビニ好き。あしたもルンビニ行くの。もうママいなくなっても だいじょうぶよ。明日はルンビニで
お弁当食べるの。」と笑顔で約束してくれた。
ああ、何て頼もしい言葉!ママ本当に感動しちゃったよ。

その後、帰り道でしゅん、今日園であったことをあれこれ報告してくれた。
「しゅん、道路の方に行ったらねー、プーさんのエプロン着た先生がそっちはダメよ〜って言ったの。」
うんうん、なるほどー(笑)
「しゅん、トイレ入って、出る時スリッパ置いたら、先生が えらいのね〜って言ったの。」
へぇ〜早速先生に褒めてもらえたんだ。よかったね。
ママ、それらの状況を想像してひとりニヤニヤ。
さー明日は泣かずに頑張って、お弁当いっぱい食べようね!!

1/7

今日は慣らし保育の2日目。
ママ、朝からカワイイお弁当(しゅんの好物ばかり詰めこんだ!)をチラチラ見せて、「今日は嬉しいね〜!」と
しゅんをマインドコントロイール(笑)
昨日はいっぱい泣いちゃったけど、今日は泣かないで美味しく食べてくれると嬉しいな。

ママ、しゅんをルンビニー園までお見送り。
しゅん、室内に入るや否や、もう拒否反応の様にママにしがみつく。
「ママッ、ママッ!行かないで〜」と、ママの足に両手両足でしがみついて、まるでセミのよう。

ママ、困り果てていると、担任の先生がニコニコしながら「心配ありません。最初はどの子もみーんな同じですよ。
でも、数日後にはどの子もほとんど慣れますから。」
ベテランの先生にそう言われると、少し救われる。
先生、しゅんを抱き上げ、大好きなトーマスの絵を見に連れて行ってくれている間に手で「今のうちに帰って」
のジェスチャー。
ママ、逃げる様にそっとその場を去った。
間もなくしゅんが我に返ったようで、「ひぃぃ〜〜!」という泣き声が門のところまで聞こえていたが、
ママ、後ろ髪を引かれる思いでルンビニーを後にした。
あーあ。この調子じゃきっと今日もダメだろうなぁ。まぁ最初だし仕方ないか。

今日から、ドイツの従兄弟が我が家にホームステイしに来る予定なのでその準備で大忙し。
あれこれ事前準備はしていたものの、水回りとかキッチン&ダイニングの掃除はやはり当日しか出来ないので
やはりどうしても大忙しになってしまう。
しゅんを預けているし何とかなる!とは思ったものの、9時〜12時じゃ、送り迎えの30分を差し引いたら
たった2時間半、すぐに帰って来てしまうのでかえって忙しくて大変!

ママ、しゅんがあの後どうしてるか気になって仕方なかったので、約束の時間より15分くらい早めに着いて、
ドア越しに偵察。
担任の先生が気付いてくれて「あー今お弁当食べ始めたばかりなので、もう少し待っててあげてくださいねー」
とおっしゃったので、ママ、そのまま「スパイ大作戦」継続、、、(笑)
しゅん、みんなと一緒に、ちゃんとイスに座って自分のお弁当を黙々と食べ、一通り食べ終わった時には
先生に手と口を拭いてもらった後、自分のイスとコップを自分できちんと片付けていた。
おお〜集団生活に馴染んでいるじゃん!優秀優秀ー!!

ママ、担任の先生に「今日もやっぱりずっと泣いちゃいましたか?」と聞くと、先生「いえいえ〜泣いたのは、
ママの姿がなくなってからのほんの一瞬で その後は、もうずっとゴキゲンでお友達と車で遊んでいたんですよ。
園庭で遊ぶ時間が終わって呼んだら、あっさりと部屋の中に入ってくれて みんなで一緒にお歌をうたったり、
絵本を読んだり、 とっても楽しく過ごしていましたよ。 お弁当は、まー美味しそうに、モリモリと全部食べて

いました。 ずっと泣いていた昨日とはエライ違いです。 たった一日でこんなに変わってしまうなんてスゴイです!」

「新しい環境に馴染みやすい、、、」これはママの特技。多分アンタの性格はママ似なんだね。(笑)
あーでも、今日の先生の報告にはホントにホッとした!
しゅん、先生に連れて来られてママと対面してニコニコ!
「しゅんねー、今日は泣かなかったよ。もうママいないくても ひとりで大丈夫よ。 お弁当も食べたよ。」
その後小声で「・・・ ニンジンは残しちゃったけどね。」・・・思わず笑ってしまった!
でも、本当に楽しかった様で帰り道「明日もルンビニ行くねー。」と何度も言っていた。

家に帰ると、ちょうどタイミングよく従兄弟のマークがじーじの車で家に到着した。
しゅん、初めて会う大きな外国のお兄ちゃんに、最初はビックリしてじーじのところにしがみついていたが、
マークがしゅんにたくさんのお土産を持って来てくれたので、しゅんは大喜び。
マークはとっても気さくで子供好きなので、しゅんもあっという間になついてしまった。
どこへ行くにも「お兄ちゃんといっしょがいいー」と言って、くっついて離れない。
ママは手が離れてラクでいいけど、お兄ちゃんはお勉強をしに来ているんだから、あんまりジャマしちゃダメだよ〜

夕方、しゅんとマーク、じーじに連れられて駅前までお散歩。
なぜかビブレの食料品売り場に行った様で、家に帰って来てからマーク「しゅん、オーバーヘッド(じーじの肩車)
『んー!(=試食販売を指差すジェスチャー)パクパク!んー!パクパク!』と、しゅんのマネをして爆笑していた。

しゅんを6時過ぎに寝かし付けてから、みんなでゆっくり夕食。
マークはドイツ生まれのドイツ育ちだが、お母さんが日本人なので、日本風の家庭で育ったために
日本食は全てOK。納豆も漬物もOK。お箸の持ち方なんぞ、ヘタな日本人よりずっと上手でビックリだった。
みんなそれぞれ、英語と日本語のMIXでめちゃくちゃな単語が飛び交っていたが、思ったより楽しく
コミニュケーションが取れるものだなー。
「ユミコ、英語ダメじゃないよ。上手よー」とマーク。
・・・いや、そんなワケはない。本当に大のニガテなんだから。
「ワタシは失敗したらナーバスになるね。でも、ユミコはトークでチャレンジするから、アンダースタンドよ。」
そうそう!それは得意なのよ。単語の羅列&ジェスチャー。
そんなのでも、まーなんとか通じるものだなー。

「あとは、ほんのちょっとの勉強で、きっと上手になる!」
・・・だから、お勉強はキライなんだってば。(^^;
「そうしたら、何も心配せずに、しゅんすけと一緒にドイツにいらっしゃい。来年でも。」
「いや、来年はムリ。しゅんすけが飛行機のシートにじっと座ってくれるようになるには、あと2、3年はかかる。」
と説明すると、マーク大爆笑!「じゃあ、2、3年後に!」
しゅんが小学校に入る前くらいに、一緒にヨーロッパ旅行なんか出来たら楽しいだろうなぁ。
それまでに「先立つもの」を何とかしなくちゃならないけど。

1/8

今日は、ママ運命の面接日。そして、しゅんは慣らし保育3日目。

ママ、朝、出掛けにお約束。
「今日は泣かないで『ママ、行ってらっしゃい』出来たら、ママ帰って来た時に、しゅんの大好きなイチゴミルク
あげるね。」
しゅん、イチゴミルクに釣られたのか、今日はそんなに辛くもなかったのか、約束通り先生と一緒に
『ママ、行ってらっしゃーい。』と笑顔で手を振って見送ってくれて、ママ思わず大感激!!
先生も「しゅんくん、エライね〜。お母さんもありがたいですね。子供に泣かれると、ママ頑張る気持ちが
半減しちゃうけど、笑顔で手を振ってもらえると張りきっちゃいますよね。」
本当にその通りだ。子供の笑顔ほど元気になれるものはない。
ママ、しゅんに勇気付けられて面接会場に到着。
新宿西口のオフィス街、、、超方向オンチのママには、高層ビル街は大のニガテな場所。
散々迷いながらも何とか到着。
エレベーターで一気に44階まで上がると耳がツンツンする。
無事に合格したらここに通うのか〜まだちょっと気後れする感じ。

採用試験の内容は 、グループ面接と、カンタンなPCスキルチェックのみ。
普通に考えれば1時間前後で終わるような内容。
なのに、待ち時間が長い!長すぎる!1時から始まった面接にひたすら待たされ続けるうちに、
しゅんのお迎えタイムリミットの3時半に。
ママ、慌ててルンビニへTEL。
「すみませんーパンダ組のしゅんすけの母です。今日は4時までの保育の予定でしたが、面接が長引いて
しまったので、1時間ほど遅れますー」
先生、快く了解してくれたのでホッとした。

やがて控え室からは、どんどん人がいなくなり、とうとうママ達は最後のグループに。
1時間延長しても、またもや間に合わず、ママ、再度ルンビニに延長のTEL。

ようやく呼ばれて面接の部屋へ。
ところがここからがまた長〜〜い!

時間短縮のためのグループ面接じゃーないのか?!
結局、全てが終了した時には、もうすでに4時30分を過ぎていた。
ママ、ルンビニに3度目電話。「・・・すみません、やっと終わりましたので5時半までには必ず!」

ママ、駅に着いてからダッシュでルンビニー園へ。
この季節、5時半だともうすっかり日が暮れて真っ暗。
近道の住宅街や川沿いの公園の中を突っ切って走るのはちょっと心細い感じ。
でも、何といってもかわいそうなのはしゅん。
まだ慣らし保育期間だというのに、こんなに真っ暗になってもママはお迎えに来てくれないのだから。
きっとどんなに心細い思いで待っているだろう、、、もしかしたら泣き出しているかもしれない。
想像しただけでも不憫で胸が傷む。

普段駅から徒歩15分の道を、10分そこそこで汗ビッショリになって到着。
しゅんのいつものパンダ組のクラスはもう閉まっていて、しゅんは、延長保育の教室で、大きいお兄ちゃん達や
年配の先生と一緒に遊んでいた。
「しゅんー!」と声を掛けると、しゅん「あーーママだぁーーーッ!」とダッシュで走ってきて、ママに飛びついて
チューチュー!
先生も「しゅんくん、ホントにママが好きなのね〜」とニコニコ。
ママ「遅くなってスミマセン!しゅん、泣かなかったですか?」と聞くと、先生「いいえ。ずっとゴキゲンでしたよ。
昼間はちょっとゴネちゃったみたいですけど、夕方はゴキゲン。」
昼間は、いつもの「イヤイヤ大王」が出てきてしまい、何をするにも「イヤイヤ〜」ばかりだったよう。
その様子が、克明に連絡帳に記されていた。(^^;

年配の先生、自信満々な口調で「しゅんくんは、きっと上にお兄ちゃんかお姉ちゃんがいるでしょう?」
と聞かれたので、ママ「いいえ。一人っ子なんですよ。」と答えると、先生「え?ゼッタイに上にいると思ったわ。
だって、 どんな道具もすごく上手に使って、上の子達と同じように遊んでいるから、、、」
あーなるほど。確かにしゅんは手先の遊びはとても器用だから、ハサミやのりを使った工作や粘土、
ブロックなどは、少々上の子と同じような顔をして遊んでいるのだろう。

しゅん、思い出した様に「ママ、あめちゃん、ちょーだい!」
え〜?何でここであめちゃんあげるのよ〜?とふと考えてみたら、ママ、確かに朝しゅんに
「ママに『行ってらっしゃい』出来たらご褒美にアメちゃん。」と約束したのを思い出した。
担任の先生「あーママ、朝しゅんくんと約束してたよねー先生も聞いてたよ。」とニコニコ。
するとしゅん、「先生にも、あめちゃん1個、あげようか?」
「うわ〜先生にも1個くれるの〜?ウレシイ!」
しゅん、もうすっかり先生とお友達みたい。(笑)

夕食、しゅんはクタクタに疲れたのか、またまた「イヤイヤ大王」
ご飯を出すと、「熱いの〜」、フーフー冷ますと「冷たいの〜」と、何をやってもキーキー。
壊れ掛けてきたのをさっさと寝かし付け、ママ、休むヒマもなく明日のしゅんのお弁当の下ごしらえ。
従兄弟のマーク、ママの様子を見て「大変そうね〜」といった表情。
ママ、しゅんのお弁当のおかずを見せると「オー!イッツ スペシャル!」
「(英語で)しゅん、将来の奥さんはとても大変だ。なぜならあなたと同じ風に彼にしていかなくてはならないから。
私の彼女が今そうです。そして、私の子供の頃、私の母はあなたと同じようにしていました。
『ご飯熱いの?フーフー』って。きっと彼は50歳までママと一緒にいるのがいいだろう。 そして、その時もきっと
熱いものは食べられないだろうね。」とケラケラ笑っていた。
確かに、外国の母親は、こんな過保護にはしないのだろうなー。
「でも、それは悪いことじゃなく、とても幸せなことです。彼は本当に幸せだ。そして、あなたもとても幸せそうだ。」
しゅんが幸せかどうかはまだ分からないけど、確かにママは間違いなく幸せだ。

1/9

しゅん、今日は慣らし保育4日目。
朝一番から「しゅん、今日はルンビニで寝ないの。」とキッパリ。
はぁ〜こりゃあ今日は手強そうだなぁ。。。

朝9時、しゅんルンビニー園へ。
着くや否や「ママは、ここでしゅんといっしょ!」
もーゼッタイに離さないゾとばかりにママにしがみつく。
でもママ、先生から「別れ際はゴネても、お母さんの姿が見えなくなると、ケロッとして遊んでいます。」
と聞いていたので、「もうしゅんは大丈夫!」と確信。
帰ろうとするママにしゅん「ママ、行っちゃいやっ!」とキーキー怒るが、これも訓練。
「じゃあね。今日は早い時間にお迎えだからね。またお土産にアメちゃん持ってくるからね〜」と
ママ、心を鬼にしてしゅんを振りきってバイバイ。
しゅん、先生に抱っこされてビービー泣いていたが、ママ、ニコニコ手を振って園を後にした。
ふふふっ、ママもだいぶ子離れしてきたかな?

ママ、昨日の面接結果が、昨日中に家に入るはずだったが、とうとうかかってこなかった。
まさか不採用、、、?充分手応えはあったと思っていたのに、、、ママ、ショックを隠しきれない。
でも、落ちこんでいても仕方ない。早く次の職を探さなくては!
気を取りなおして再度ネットで探し始めた時、携帯の着信履歴に気付いた。
気づかないうちに、携帯の方に会社から何度も電話が入っていたらしい。
何か行き違いがあって連絡が取れなかったよう。
「来週の研修からよろしくお願いします。」
やった〜無事に採用!!
ママ、いよいよ来週から晴れてワーキング・ママのスタートとなった。

今日は、従兄弟のマークと一緒に町田まで散策に出かけた。
目的地を町田にした理由はいくつかあった。
最大の理由は「しゅんのお迎えの2時まで4時間足らずしかないので、近場で」という都合が合ったのだが、
その他の理由としては、彼が日本の陶器、しかもハンドメイドで質のよいものを欲しがっていたので
小田急デパートの中にある「たち吉」を見せに行くこと。
そして、回転寿司を食べたがっていた彼に、この近所で一番新鮮で美味しいと思う「魚屋路」を体験させる
ことにあった。
ママの期待通り、マークは「たち吉」で気に入った日本風のアロマポットを見つけて「イッツ・エクセレント!」
と大感激!
その後、ママお勧めの回転寿司の美味しさに「ベリー・ベリー・デリシャス!」と大喜び。
短い時間だったけど、「充分に楽しんだ」と満足気な様子に、ガイド役のママもホッと安心。

午後1:45、駅に到着。そのままふたりで一緒にルンビニー園にしゅんのお迎え。
しゅん、ちょうど外遊びの時間で、クラスメイトと一緒に園庭のゴーカーで遊んでいた。
ママが声をかけると、しゅん、すぐに気付いて「ママーーッ!!」と満面の笑顔で、子犬の様に走ってきて
ママに飛びつく。
ママ、反動で地面にひっくり返ってしまったが、しゅん、そんなことお構いなしに、倒れたママに馬乗り
になって、ホッペにチューチュー!!
ああーーもうカワイイッたらないワ!!
ママ「お兄ちゃんも一緒に来てるよ〜」と言うとしゅん「あーーお兄ちゃんだぁ!!」とさらに大喜び。

担任の先生が、しゅんのバッグと連絡帳を持って来てくれた。
「しゅんくん、今日1時間くらいお昼寝出来ましたー」
・・・えっ?しゅんが?お昼寝?ここで?まさか?・・・ママ聞き間違いかと思ったが、でも本当らしい。
最近、おんぶしても車に乗せても、ゼッタイに昼寝をすることなどなくなっていたのに、どうやって!?
先生、「子供って順応性高いですからね。お家でお昼寝出来ないお子さんでも、保育園の環境に順応すると
周りのお子さんがみんな寝ている状況だけで、一緒に寝てくれるようになるんですよ。」
先生、自信に満ちた笑顔。
ママより1周りは年下であろう若い先生だけど、子供の扱いに関してはプロ級のプロ。
新米のママなど足元にも及ばないだろう。思わず尊敬の眼差し!!

しゅん、今日は持って行ったお弁当をカンペキにカラッポにしてくれたと先生からの報告。
本当に何から何まで今日は優等生だったのね〜と感激しつつ連絡帳を見ると、先生のコメントで
「みんなで歌いましょう」と言うと「しないっ!」「イスに座りましょう」と言うと「座らないっ!」・・・みんなと一緒
はまだもう少し時間がかかりそうです。とのこと。
・・・はー。しゅんはやっぱりお外でもしゅんなのね。(笑)ママ、ガッカリしたような安心したような。

今日はルンビニが楽しかったのか、はたまたお昼寝して充電したせいか、帰宅してもエキサイティング。
あまりにイタズラばかりするので、ママ家事が何一つ出来ず、仕方なくしゅんをおんぶしたままカレーを作る。
お蔭でママの方が先にクタクタ。でもしゅん、今日はお昼寝したせいで夜もなかなか寝ない。
とはいっても、いつもより少々遅くてもでも7:15には爆睡したのだが。

1/10

今日はしゅんの慣らし保育の最終日。
しゅん、今日は比較的朝からゴキゲン。「今日はルンビニでお弁当とおやつ食べるの〜」とニコニコ。
しゅん、ママがタンスの上に置いた連絡帳を取ろうとして、謝ってタンスの後側に落としてしまったらしく
ちょっと焦った顔で「ママー!ママー!」と呼びに来た。
「どうしたの?」と聞くと、「あのねっ、今ねっ、しゅん、連絡帳をタンスの後ろに落っことしちゃったの。」と
きちんと状況説明。
しゅんの話を聞いて、ママ、タンスの上から覗いてみると、確かに下の方に連絡帳の赤いカバーが見えた。
「ううう〜この朝の忙しい時に〜!」と多少閉口したものの、怒られるの覚悟で正直に申告したしゅんに免じて
「もう落さないでね」と言い聞かせるだけに留めて今回はお叱りナシ(笑)
でも、もししゅんがきちんと状況を説明してくれなかったら、きっとママは「連絡帳がなくなった!」と部屋中を
ひっくり返して探していたことだろう。
ホントに成長というのはすごいものだなぁ〜

しゅん、朝食を終えて2階で着替えた後、大好きなお兄ちゃんのお部屋に入りたくて仕方ない。
でもママ「お兄ちゃんは今お勉強してるの。」と説明すると、「しゅん、お兄ちゃんのジャマはしないで、
ここにいるね。」
へ〜〜「ジャマしないで」なんて言葉、いつの間にか使えるようになったんだね。
少し子供らしくない言葉が気になったものの、でも、周りの状況を客観的に見て、自分の行動を自制する
というのは、まさに大きな成長の証。ママはとても嬉しく思った。
・・・と喜んだのもつかの間、一瞬目を離した隙に、しゅん、あっという間にお兄ちゃんのそばへ。
はぁ〜!!「じゃましない」なんて口だけじゃない!
言うことと行動が伴わないのは、やはりまだ2歳児らしいのだろうな。

しゅんは、ドイツのお兄ちゃんが大好き。
冷蔵庫を指差して「お兄ちゃんのチョコ〜ドイツのチーズ〜!」(お兄ちゃんのお土産のチョコとチーズが入っている。)
とキーキー。
背の高いお兄ちゃんに肩車をされると、普段手の届かない天井に触れるので上機嫌。
お兄ちゃんはとても子供好きでよく遊んでくれるので、しゅんはお兄ちゃんにすっかりなついてしまった。
まるで本当の親子みたい。
「彼は私の子供の頃に似ている。だから、彼も成長したら私のようになるだろう。」
へぇ〜〜こんなにカッコよくなってくれたら嬉しいなぁ!!(*^^*)

ママ、今日は派遣会社の無料研修に参加。
もう仕事は決まってしまったのだけど、以前登録した派遣会社の特典があり、この機会に使える特典は
使っておこう、という考え。
ちょうどしゅんのルンビニーの時間とうまくかみ合ってくれたので、ママとても有意義な時間を過ごした。

3:30に迎えに行くと、ちょうどおやつの時間。
今日のおやつは、カステラとカッパエビセン。うわ〜豪華でいいなぁ!

ママ、しゅんの集団生活が見たくて、先生に声を掛けないようお願いし、コッソリ偵察。
陰から見ていると、しゅん、おやつをの後、みんなと一緒にちゃんとうがいして自分のコップを洗って、
コップかけにタオルと一緒にかけ、 自分の座ったイスを所定の場所まで返していた。
ふふふっ、もうちゃんと園での習慣が身についてるのね。
でも、自分のことが終わってしまうと、どうしても人のことが気になるらしい。
おやつを床に落した子がいると、ダッシュで拾って「ハイどうぞ。」
イスをまだ片付けていない子の分まで重ねて持ち上げようとするしゅんに、先生「しゅんくん、おイスは
自分の分ひとつだけでいいのよ。」 と言われていたのを聞いて、ママ、思わず陰で大爆笑!
おせっかい焼きのしゅんらしいなぁ〜!!

先生からの報告。
「しゅんくん、今日はみんなと一緒に素直にイスに座ってくれましたよ〜。」
へぇ〜あんなに「みんなと同じ行動」がキライだったしゅんが!
しかも、先生とお手手つないでお散歩会にも参加できたそう。
そして、今日もみんなと一緒にお昼寝を1時間15分出来た、とのこと。
毎日先生からの報告がどんどん進歩していて、ママ驚いてばかり。
先生にも「しゅんくん、慣らし保育が通常の半分の期間しかなかったのに、驚くべき順応力です!
来週からもう安心ですね。完全に慣れましたよ。」と言われ、ママ本当に安心した。
ありがとうしゅん!アンタのお蔭でママは仕事に専念できそうだね。

家に帰ってじーじとばーばにルンビニーの先生の話をしたら、みんな「この順応性はやっぱりママ似だ!」と
大笑い。 ・・・多分、笑われると思ったよ・・・。

しゅん、今日一日ルンビニーでイイコにしすぎたせいか、家に帰ってからその反動でイタズラばかり。
ママに怒られるのを分かっていてわざとミカンを床に捨ててママの反応を見る。
ママ、怖い顔をしてしゅんの頭を叩くジェスチャーをすると、しゅん、「ちょっとやめてよぉ!頭はぶたないでっ!」
思わぬ反撃にママたじたじ。ホント、いつの間にこんなにナマイキなセリフが出る様になったんだろう??

(31ヶ月5週目)1/11

今日はママとしゅん二人揃って休日。
ママ、久々にしゅんと一緒に駅前に買い物に出かけた。
駅に着くとしゅん、「アイス食べたい」と言うので、ママ、久々のデートだし〜と、ちょっと奮発して
ショッピングセンターの上のオープンエアのカフェに行きキャラメルアイスを注文。
「このアイスは高級だから、ふたりで1個食べようね」としゅんと約束。
しゅん、ママが注文している間、ひとりでさっさとテラスに行き、自分のお気に入りの席をGETして、
そこに座っておとなしくママの帰りを待つ。
ママ、トレーにアイスを乗せてテーブルに行くと、しゅん、素早くアイスのカップを自分の手にとってから
イタズラっぽく笑いながら「あれ?アイス、ママの分ないね〜」
コラコラーー!!約束が違うだろうが!
これってマジボケなのだろうか?それとも、この歳でナイスジョーク?!ママには判別不能。

食べ終わって、ママ、片手でトレーを運び、もう片手で荷物を持って前に進むと、しゅん、さーっとママより先に
走って行って、テラスから店内に入るドアを開けて待っていてくれた。
おお〜〜もうこんな気配りが出来るなんて、なんというジェントルマンだ!!ママ感動。
思えばママ、こういう紳士的なタイプの男性とお付き合いしたことなんてなかったな(笑)
しゅん、アンタ将来きっとモテモテかもよ〜

1階の婦人服の売り場に行くと、バーゲンセールをしていたので、ママちょっと寄り道。
しゅん「またママの長い買い物の付き合いか〜」と察したらしく、「しゅん、ベビーカーから降りて、自分で
歩きたいの〜」と催促。
ママ、「じゃあ、おとなしくしててね。」と約束してしゅんをベビーカーから下ろした。
その途端しゅん、「もうこっちのもんだ〜」とばかりに、すごい勢いでフロアの通路を駆け抜けて行った。
ママ「待ちなさい〜!」と大慌てで追いかけていったが、あまりにしゅんの足が速すぎて、角を曲がった時には
もうすでにしゅんの姿はなかった。
細い通路や試着室など、あちこち覗いてみたが、しゅんの姿は見つからない。
いつもどんなにママから離れても、すぐに伝書鳩の様に戻ってくるしゅん。
でも、ママ婦人服フロアをぐるりと一周してみたが、やはりしゅんは見つからなかった。

「ひょっとして、これって初の迷子??」
少しママが焦り始めたちょうどその時「ピンポンパンポーン」と店内アナウンス。
「お客様にご案内申しあげます。紺のジャケットに茶色のスヌーピーの絵のつなぎのズボンを
お召しになった、2歳の男の子が、1階インフィメーションカウンターでお待ちです・・・。」
今日のしゅんの服装とピッタリ一致。
しかも「2歳くらいの」ではなく「2歳の」と断言しているところから、恐らく普段「いくつ?」と聞かれたら「2歳!」と
練習をしているしゅんの言葉に間違いはない。
ママ、アナウンスが終わらないうちに20mくらい先のインフォメーションカウンターに到着。
しゅん、マイクに向かうアナウンス嬢の足元に座って、ケロっとした表情でキョロキョロ周囲を見まわしていた。
ママ、「しゅんっ!」と声を掛けると、しゅん、ニコニコしながら「あーママが来た〜!」
「ママが来た〜!」じゃないでしょ?迷子の意味、分かってるのかなぁ?(^^;
ママ、案内嬢にお礼。
そして、しゅんをギューっと抱きしめた後、開口一番「ダメじゃない。2歳だけじゃなく、ちゃんと名前も言わなきゃ。」
すると、「しゅん、ちゃんと名前も言ったよ。」
インフィメのお姉さん「ハイ、ちゃんとお名前も言ってたんですが、聞き間違いがあるといけないので、お歳だけ
でお呼び出ししました。」・・・フーン、そうなんだ。ちゃんと言えたのね。この状況で。
「ところで、この子、どうやってここまで来たんですか?」と聞いてみたら、案内嬢「あちらのエントランスの前で
『ママはどこ〜?』と大声で呼びながら歩き回っていたので迷子だと分かってこちらにお連れしました。」
へぇ〜〜何もかもカンペキじゃん、しゅん!!

ママ、帰り際、しゅんに「今日は迷子になっちゃったね。でも、すごく上手に出来たね。
もし今度、こんな風に迷子になった時には、今日と同じように、「ママ、どこ〜?」って大声で呼ぶんだよ。
それでもしママが見つからなかったら、あのカウンターのお姉さんのところに行って「しゅん、2歳。ママ呼んで。」
って言えば大丈夫よ。分かった?」と言うと、しゅん、少し神妙な顔をして「分かった」と返事をした。

でも、ケロッとした顔をしていたものの、やはり2歳児、さすがに迷子は怖かったらしい。
その後のショッピングでもママから離れたがった時に、ママが「またさっきみたいに迷子になるよ」と言うと
「まいご、イヤ〜」と言いながら、素直に着いてきてくれた。

ママ、夕方まで遊んでクタクタ。
今夜は従兄弟のマークが日本の友達に会いに行くので、夜、駅まで送りに。
帰りは鍵開けの担当なので、うっかり「うたた寝」なんかしたら大変!
12時頃、マークが無事に帰宅。やれやれ〜
「さっき、彼女から電話が入っていたよ。」と伝言し、さ〜そろそろ寝ようかな、と支度を整えていたところ、
隣の部屋でドイツに電話したマークの口調が尋常でないことに気付いた。
「どうしたんだろう?ケンカかな?」と思いつつ、気になっていると、電話を終えたマーク、
「大変!ドイツの私の家にドロボウが入ったらしい!」
え・・・?何だってー!?!
彼の両親も、彼の来日に合わせてスペイン旅行中なので、携帯で連絡を取ることも出来ない。
「滞在するホテルの名前は分かるけど、連絡先が旅行会社の番号になっている。旅行会社は休日が休み
なので連絡が取れない。」とのこと。
「とりあえず、ホテルの名前をネットで検索して、そこから電話番号を探そう」と、ふたりで相談。
夜中1時半過ぎ、ようやくホテルの番号が分かり電話。
あいにく両親は外出中だったので、とりあえずフロントに「緊急事態」の旨伝言をお願いした。
マーク、ドイツの自宅に電話すると、そこに友達が集まって留守中の家を守ってくれていたそう。
被害状況は、皆その家の住人でないので、イマイチ定かではなく、マークも不安な表情。
ママ、どうしていいか分からず、不安な顔をしていると、突然マークが爆笑!
「ユミコの心配する時の顔、私のお母さんと全く同じ顔だ。ジェスチャーも同じ。まるでお母さんのコピーみたいだ。」
確かに私は親戚の中で一番彼のお母さんに似ていると以前から言われていたが、こんな緊急事態の最中に
ここまで爆笑されるほどオモシロイ顔なのか?!

「今日は遅いから寝ましょう」とマーク。
ママ、不安を抱えながらとりあえず布団に入った。午前2時を回っていた、、、

1/12

翌朝、マークの両親とようやく連絡が取れた。
どんなにショックが大きいだろう、と、その心中を案じている我が家とは裏腹に、マークのお母さん
「ウチには何も取られるものなんてないから大丈夫よ〜」と、その豪快な笑い声は、受話器を通して
みんなの耳にまで聞こえたそう。
マーク、呆れた顔で頭を振りながらカタコトの日本語で「・・・私の両親はパーですか?旅行のことしか頭に
入ってないです。 」
彼のジョークにみんな大爆笑!!
彼のお母さんは純粋な日本人。でもそのバイタリティと豪快で明るいキャラクターはジツに日本人離れしている。
スペイン旅行も日程を変更せずそのまま週明けまで続行とのこと。
マーク「両親も旅行を続けるので、私も今日はレジャーを楽しみます。」
・・・それでホントによいのか?イマイチよく分からないけど、まーそういうことで一件落着のようだ。(^^;

日本では、空き巣が入った直後は警察を呼んで警備して、、、などいろいろ手配できそうだが、
ドイツでは警察は単に巡回する程度しかしてくれず当てにならないそうなので、留守中に
彼の友達や彼女が銀行関係の処理や貴重品の保管など、あれこれ手配してくれたそう。
やはり、どこの国でも「持つべきものは友達」ってことだなぁ。
マークは友達をとても大切にしているようで、彼の周りにはたくさんの友達がいるよう。
住んでいる国が違っても、そういう感覚がよく似ているのを感じると、やっぱり従兄弟なんだなーと
しみじみ嬉しく感じる。

しゅん、今日も朝から「お兄ちゃん、お兄ちゃん」とくっついて回る。
マークも喜んでしゅんとたくさん遊んでくれて助かる。
ママ、ドイツからマークのファミリーが日本の様子を見られるように、ふたりの写真を撮って、
それをしゅんのHPにUPすると、マークはとても喜んでくれた。
マークにしゅんのHPを紹介すると、「日本のお母さんは、みんなこの様なものを自分で作るの?
ドイツではこれはプロフェッショナルな仕事だよ。」とビックリ。
「みんなという訳じゃないけど、私の友達はたくさん作っているよ。」と、ママしゅんのHPのリンクページから
みんなの育児日記を紹介。
マーク「これはとても素晴らしいことで、幸せなことだねー」と感心していた。

今日は午後からフリーだったので、また、お友達のぷーちゃんママに編み物の講習をしに
地区センターに出かけた。
車でセンターの駐車場に入るや否や、しゅん「あーここ、ぶーセンター(文化センター)だ!」
へぇ〜今日で3回目なのに、よく覚えてるなぁ。
先日来た時には、お友達と上手に遊べなくてママがっかりだったけど、今日は、上手にオモチャの貸し借り
をしたり、小さい子の面倒を見てあげたりして、安心して見ていられる。
もしかしてこれもルンビニー効果かなぁ。
最近しゅんがますます頼もしく見える。

1/13

今日は朝から、ウチの近所の小学校で「どんど焼き」が行われるので、マークと一緒にみんなで見に行った。
どんど焼きは毎年行われるが、特に興味がなかったので参加したことはなかったが、 今年は
マークに日本の伝統的なイベントを見てもらういい機会でもあったので、試しに行ってみた。

入り口では、七夕様より長い笹の枝が配られ、その枝の先にみんな家で作ってきた赤、緑、黄色の丸餅
(多分食紅か何かで色をつけたもの?)をつけて高く掲げていた。
どうやらそれを、校庭中央で去年のお守りやお札を奉納しているところで、焼いて食べるのが風習らしい。
しゅん、近所の農家のおばちゃんから、ちゃっかりカラフル3色餅をもらってゴキゲン!
でも、地面を引きずって歩くものだから、とてもじゃないけど焼いても食べられそうにないが。。。


午後からはママのふたりで町田にお散歩。
ママ、マークのお土産に、和紙の紙人形が貼られた大きな短冊を選んで、ラッピングしてもらった。
日本らしい飾り物、しかも、1点しかないハンドメイドが大好きな彼に、気に入ってもらえるといいな。

帰りに時間が余ったので、ママ、大好きな100円ショップへ。
町田のショップは、1Fから5Fまでが全て100円というオドロキの建物で、ママの大のお気に入りの場所。
ママ、この前買って気に入ったしゅんの肌着をここぞとばかりまとめ買い(笑)
しゅん「しゅんにも、赤い車買って〜」と欲しい商品を指差した。
そうねぇ。今週はしゅんルンビニーでイイコに頑張ってくれたから、たまにはご褒美あげちゃおうかな。
ママ、しゅんの欲しがった赤い車を買ってあげると、しゅん大喜び。
「自分で持つの〜」と、包みをしっかり握り締めてゴキゲン。

買い物が終わってエレベーターに乗った。

しゅん「エレベーター、したでーす!」と、エレベーターガールごっこ。
「したは、5かいでーす!」・・・おいおい、そりゃ上だよ。(^^;
「しゅん、下は1階でしょ?」とママが訂正すると、しゅん、「あー下は1階かぁ。しゅんは2歳ねっ!」
一緒にエレベーターに乗り合わせた全員、大爆笑!!!

エレベーターを出るとすぐに1Fの入り口なので、ママ、エレベーターの中でしゅんに「さっきの赤い車
開けてあげるね。」と言って、しゅんの包みの中から赤い車を取り出した。
するとしゅん「ママ、赤い車はまだ開けちゃダメよ。お店の外に出てから開けようね。」
・・・しょぼ〜ん。ママしゅんに叱られちゃったよ。(^^;
でも、ホントしゅんの言う通り。
ママがいつも「お店の包みを開けるのは、お店の外に出てからね」と言っていたのを、ちゃんと
覚えていたんだね。
ママ、本当に嬉しかった。
しゅんがママの言ったことを覚えていてくれただけでなく、ママが間違ったことをしようとした時に
自分の中の「善悪の基準」をしっかり持って、自分自身で考えて判断してくれたこと、その力がいつの間にか
しゅんに身についていてくれたことが、本当に何より嬉しかった。
善悪の基準、、、3歳前の今身についたこの「物差し」は、きっと一生しゅんの中に住みついて
「イイコト、ワルイコト」の答えを出してくれるのだろうな。
ちょっと大袈裟かもしれないけど、ママはキミの将来に明るい光が見えたような気がしたよ、、、

 

 

 

 

 

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