妊娠3ヶ月(8週〜11週)

妊娠8週目〜つわりも本格的に!〜


10/18(8週6日)  

3回目の検診。
2週間前(6週6日)には、心拍がやっと見えるくらいの大きさしかなかった「さんみり」は、
心配性ママの不安をよそに、もうすっかり人間の顔をつけていて、おまけに小さな
両手足をパタパタ動かして「ヨイヨイ踊り」をして見せてくれた。 
あまりのかわいさに思わず目に涙で「先生っ!カワイイ!!」と内診台で絶叫! 
もう何を見ても感激で涙が出る。 
「これほど元気な姿を見れば、いくら『心配やさん』のあなたでも、もう安心でしょ?」 
と先生もニッコリ。 

妊娠4週(生理の予定日)で早々にやってきた「つわり」も、いよいよ本格的になってきた。
友達からもらった「お祝いメール」に返事を書こうと思っても、それが何より辛く、 
ひどい時にはPCの電源を入れて画面を見た瞬間リタイアしたこともしばしば・・・。 
せっかくのお祝いメールの返事も10日以上溜めてしまう。 

お腹がすくとムカムカする。でも、「食べつわり」だから、食べられない人よりは
これでもまだ楽な方なんだ、と自分に言い聞かせる。 
とはいうものの、想像していたよりキツい。 
一晩中食べ続けていないと全く眠れない日が何日も続く。 
明け方、新聞やさんの来る音を聞きながら、部屋で「仁王立ち」姿で白々と明けて 
いく窓の外をぼんやりみつめながら朝を迎え、そのまま仕事に行く日もあり、
精神的にもかなり辛い。

とにかく夜通し食べている状態。すでに胃の方もやられてしまい、舌が口内炎やら
こけやらで見るもあわれな状態。 
食べ物の味さえ分からないほど舌がチリチリになって、それでも食べなくちゃいられ 
ないというのは本当に辛い。 
見かねた母が、私のリクエストに応えて「甘くないプリン」を作ってくれて
(カラメルも ついてなくてまるで玉子豆腐のよう)それで何とか乗り切れそう。 
昨日からだいぶ楽になってきた。
こうして、早く自分なりに「コツ」をたくさん掴んで、つわりを乗り切っていかねば。

辛い時は、まぶたに焼き付いた、あのカワイイ「ヨイヨイ踊り」を思い出すと、
無性に元気が沸いてくる。
今の私にとって何より最高の「復活法」かも。 

妊娠9週目〜帯状疱疹&はまり食い〜  

10/23(9週4日)  

今日、近所の中学校でバザーをやってたのでぶらっと覗きに行った。 
不要になったベビー服やおもちゃなどがたくさん売っていて、思わず手にとって眺めながら、
これを着た我が子の姿を想像し、ひとりうるうるしてしまう。 
最近やけにお腹が目立ってきたので早々にマタニティを着ていったせいか、お店の奥さんに
「もうすぐですか?おめでとうございます。」なんて言われて、感激で、まだ性別も分からないのに、
ベビー服やらオムツカバーやらぬいぐるみやら 山ほど買ってしまったー。(^^;)
(ほとんど黄色&白系)
真っ赤なホルスタイン柄のカバーオール、可愛いと思ったが、母には相当悪評が高かった。 

最初からあんまり胸は張らなかったが、最近乳首の先が異常に痛むことと、皮膚が
敏感になりブラの金具やワイヤーにあたる部分が真っ赤にかぶれた様になってしまうので、
マタニティ用ブラに早々に買い替えた。
 
10/25(9週6日)  

3日前から右足に出た発疹が両足にどんどん広がって痛み出す。 
太股の内側一帯と、外側も3箇所くらい。
歩いてもヒリヒリ、寝ててもずっきんずっきん、もう泣きたいほど痛む。 
これは何?すごい不安で先生の所に飛んでいく。 

先生、私の足を見て「これはおそらく帯状泡発疹(ヘルペス)かも。
でも、もし違うといけないから、専門の皮膚科の先生にきちんと見てもらって。」
と言われ、紹介状をいただいて、とぼとぼと同じ病棟の3階の皮膚科を訪ねる。 
見たこともないたくさんの水泡にすっかりビビっている上、とにかく「さんみり」のことが 
何より心配でパニックになっていたが、皮膚科の担当の先生は丁寧に分かりやすく 
説明してくださり、すぐに安心した。 

妊娠性のヘルペスというのは、ちょうど胎児が胎盤をせっせと作っている時に、
母体がそれを「異物」と勘違いして「抗体」を作ってしまう。
そのために、体内の免疫力が極端に低下して、今まで普通に持っていた
「水ぼうそうの抗体」のようなものが暴れ出すために、泡疹となって現れてくる、
とのことで、妊婦の一部にたまに見られるけど一時的なものだから全く心配は
ないとのことで安心! 

・・・そうか、サンちゃんはせっせと胎盤を作ってたのか。 
そーいう訳じゃ仕方ない。文句は言えまい。 
でも、何より、発疹自体が大事な子供に影響があるものではないことと、主治医の先生が
「皮膚科への紹介状には『妊娠初期だから胎児に影響のある飲み薬は出さないように』って
ちゃーんとお願いしておくから。」と言って下さり、皮膚科の先生も「はい、指示通りに」と、
再度確認して、飲み薬でなく軟膏だけにして下さったことは本当に安心した。 
まぁ、その分治るまでには通常よりだいぶ時間がかかるそうだが、止む終えまい。 

でもお陰でこの日は、産科の受付→受診→皮膚科の初診手続き→受付→受診 →会計→お薬発行・・・まで
何と約5時間!!もうぐったり!! 
でも、待ち時間は長いけれど、やっぱりドクターのネットワークがしっかりしている大学病院で
本当によかったなーとつくづく感じた。(^o^)v 

サンちゃん!ヘルペスのことは私が何とかするから、君は何も気にせず引き続き しっかり
「胎盤」づくりに精を出してくれ。頼むゾ!! 

 先輩ママの友達いわく、つわりの時期は、何か特定の食べ物を「はまり食い」する、 という経験を
持つ人が多いそう。 
ちなみにウチの母も妊娠中はトマトにはまったとのこと。 
でも、私は今のところそういったことがないので何だかとっても不思議な感じ。 
唯一あるとしたら、やたら牛乳がおいしくて一日1L近く飲んでしまうってことくらい。 
これがもしかすると「はまり食い」ならぬ「はまり飲み??」 
今のところ、キライになったのは生のお魚とコーヒーくらい。 
  
ヘルペスの痛みで、少しよくなってきたつわりがまたぶり返す。 ムカムカ&痛みのダブルパンチで
夜明けまで眠れず。 

妊娠10週目〜今度はカゼっぴき!〜  

10/30(10週4日)
 
ヘルペスの水泡が何十個とつぶれてからは、もう熟睡できないほど痛かったが、
痛みのピークが過ぎたのか、私の体が慣れたのか、一時よりはだいぶ楽になった。 

でもそんな矢先、昨日からすごい鼻かぜでまたもや診察・・・。 
月曜日に会ったばかりの産婦人科の受付の人に、「今度はどうしたの?あなたも 
次から次へと大変ねーー」と言われてしまった。 

結局カゼの方は熱も無く大したことはなかったが、夜通し大きなくしゃみを連発して 
いたので、お腹に振動が伝わって、鈍痛がするくらい張ってくる。 
それで、恐くて念のためにエコーしてもらったら、「大丈夫、赤ちゃん全然コタエて 
ないみたいですよー。心拍も元気に動いています。」と言われて、とりあえずほっと 
した! 
かぜ薬は、どうしても辛ければ漢方薬系のもの出すけど、それでも全くベビーに害 
がないとは言い切れないから、ガマン出来る程度であれば極力この時期には飲ま 
ない方がいい、と言われて、結局今日のところはヘルペスの軟膏とエコー写真だけ 
をお土産に帰ってきた。 

・・・まぁ、いい。この子に影響がないことさえ分かれば、どんな受難だってどーんと 
来い!ってところ。 
とはいうものの、まだ10週だというのに、毎週の様に通院。
エコー写真もすでに6枚にもなってしまった。 
今日の新顔ドクターにも「・・・なんか、マメに来てるね。」と言われてしまったーー。 
カゼの方は結局その後、薬を飲まずに、ミカンとあったかいお鍋ですっかり
よくなってしまった。 
  
先生に「しばらく仕事を休んだ方がいいですか?」と聞いたら、
「赤ちゃんはすごく元気だから、あんまり気にしなくても普段通りの生活でOK」
とのことだったので、結局診察の日以外は休まず出勤してしまった。 
  
最近、会社で年下の子から年配の方まで、みんなでかわるがわる「おはよう!」
「元気?」「お疲れ様!」とお腹をなでてベビーに話し掛けてくれるので、
なんだかとっても嬉しい気持ち。 

妊娠11週目〜初めての母親学級&お腹ポッコリ〜  

11/2(11週0日)  

夜、久々に夜中にえらく気持ちが悪くて何度も目が覚める。 朝起きると同時にゲロゲロ〜! 
ようやくつわりも終盤か、「サン」もちっとはオトナになったもんだ〜
と思った矢先に、またまた「赤ちゃん返り」って感じ。 
でも、もう11週に入ったので、もうそろそろこんなこともなくなり、
きっとこの辛さもすぐに懐かしく感じるようになるだろうか。 
でも、ほんとにこれで終わりだとすると、私は実に楽な方だったんだ、
とみんなの話を聞いてつくづく・・・。  
11月4日(11週2日)  


昨日3時間も昼寝。さすがに夜眠れずムカムカは朝までエンドレス。
11時頃にケロっと吐けるともうすがすがしく眠れてかなり楽! 

最近またやけにお腹がぐんぐん目立ってきた。 
先生いわく、「子宮後屈の人は、子宮に押されて腸が張って前に出てくるから 
たまに初期にすごく大きくなることもあるから全然心配しなくてもいい。」
とのことだが、それにしてもやけに大きい・・・。
まだ11週だというのに、この前なんか知らない人に「6ヶ月くらいですか?」
なんて言われてしまうし、その上、先週バスで初めて席を譲られてしまった。(照!) 
まぁ、あの時は夕方でお腹も張っててちょっと辛かったから、譲ってくれた中年の 
おじさまには本当に感謝、感激だった。  

  11/5(11週3日)  

今日は初めて病院の「母親学級」に参加。
さすがに11週で参加してる「ウカレ者」は私だけだった。(^^;)
(だって、「初期」って書いてあったのに!) 
15週から18週くらいの方がほとんどだったので、みんなもう「『つわり』なんてとっくの昔、
今は『胎動』の話題よ」ってな感じ。 
でも・・・案の定、お腹の大きさは私が一番。(爆笑!) 
18週の人より大きかったのには唖然! 
周りの人からも「本当に11週?」って驚かれてしまった。 

母親学級といっても、初期はそんなにたいしたこともせず、病院内を案内されたり、
(そんなものは去年の入院でとっくに知ってる私)テキストをもらって妊娠の経過に 
ついて簡単な講義を受けたり、「妊娠中毒症ってこんなに恐いんだぞー」みたいな 
アニメビデオを見せられたり…。(^^;) (いかにも『バカな妊婦』がむちゃくちゃな生活をして、
あげく中毒症になるという 超単純なストーリーだった。 ) 

みんなで簡単に自己紹介。その時に私の他にも「6年めにして初めて妊娠出来ました。」とか、
「ここで不妊治療の末ようやく授かりました!」とか、「切迫流産の危機を乗り越えて
やっとここまで来れました。」なんていう方がたくさんいて、その度に、
自分の経験とダブって思わずうるうるきた。
11/8(11週6日)  

昨晩から相変わらずサンと激しいバトル。さすがにちょっと疲れる。
いつもは仕事中はいい子ちゃんなのに、今日は昼間っから大ハッスル。 
「そんなに聞き分けのない子は、来年の5月までそこ(お腹)に入ってらしゃい!」
と、訳の解らない「お仕置きごっこ」をしてみる。

                         

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